糖質制限について能書き垂れてるクセして、糖質を制限する理由を知らないのには呆れて物が言えません。
- 糖質制限
今日は、Twitterやっててびっくりした話を。
ツイートに対して、時折絡んで来る連中がいます。
#糖質制限
のハッシュタグでツイートしてますので、絡んで来るのは、もちろん糖質制限か似たようなことをやってる人達。
その中には、糖質制限についてあれこれ能書きを垂れてる人がけっこう居ます。
ですが、その連中。
「1gの糖質が、2型糖尿病患者の血糖値を3~5mg/dl、1型糖尿病患者の血糖値を5~10mg/dl上昇させる。」
を知りませんでした。
おいおい。
さんざん能書き垂れてるクセに、こんな基本的なことすら知らんのか?
そんなんでよく引用リツイートで批判してくるなと。
そもそもの話、「なんで糖質を制限するのか?」すら分かってないんじゃないかと思う、あらてつです。
いや、分かってないんじゃないかではなく、確実に分かってないですね。
という訳で、「糖質制限はなんで糖質を制限するのか?」のお話をしたいと思います。
え~、これまで何回も書いて来てますが、ダイエットとして定着した感のある糖質制限、本来は、糖尿病の血糖コントロールの為に始まりました。
そこで、まず知っておかなきゃならないのが、先程も出ましたこちらの公式。
「1gの糖質が、2型糖尿病患者の血糖値を3~5mg/dl 、1型糖尿病患者の血糖値を 5〜10mg/dl 上昇させる。」
その次に、糖尿病で合併症を防ぐための血糖コントロール目標値
空腹時血糖値 優 80~110mg/dl未満
良 110~130mg/dl未満
食後2時間血糖値 優 80~140mg/dl未満
良 140~180mg/dl未満
この2つが分かっていれば、良好な血糖コントロールを保つための、食後血糖値の上限と、食べていい糖質の量が計算できます。
その計算方法ですが、仮に2型糖尿病の方で、空腹時の血糖値が100mg/dlだとします。
食後2時間の血糖値を、目標値「優」の140mg/dlに抑えるためには、
140-100=40
となり、40mg/dlが上昇の許容範囲です。
すると、1gの糖質が3mg/dl 血糖値を上げますから、逆算すると、
40mg/dl÷3mg/dlで約13g
この13gが、一回の食事における糖質の摂取許容量となります。
ですがまあ、一回の食事の糖質を13g以下に抑えるのは、最初のうちはけっこう難しいと思うので、初めて糖質制限に取り組まれる方は、少し緩めの20g以下くらいを目安にして頂くとやりやすいですし、食後血糖値も160mg/dl 以内に収まると思います。
はい、以上が糖質制限で糖質を制限する理由です。
もう一回言いますね。
血糖コントロールのために、血糖値を上げる糖質を制限するのが糖質制限の目的。
能書き垂れて人にイチャモンつけて来るなら、それくらいちゃんと理解してから言ってこんかい。