馬鹿にされようが騙されようがなびく日本人って、ホンマにチョロいなってお話。
- 糖質制限
今、牛乳が余っているらしいです。
コロナ禍で牛乳の消費が減って生乳を廃棄しなきゃいけない状況だと。
だったらバターを作らんかい。
2014年から始まったバター不足。
2020年には解消されると言ってた専門家もいましたが、解消されるどころか未だに足りていません。
バターの販売には利権が絡みまくっている話は、これまで何度か書いて来ました。
ですが、専門家の中には相も変わらず「利権なんて存在しない」と主張してる連中が多いのには驚きます。
利権の代弁をしてるのか、おかしな状況をオカシイと理解できないのか。
何れにせよ、為政者から見てこんなに操りやすい国民はいないなと思う、あらてつです。
いわゆる“チョロい”ってやつですね(笑)
で。
今日は、糖質制限に関わるチョロいお話。
以前に、ローソンのブランパンを食べて血糖値を測ったところ、あまりのダダ上がりっぷりにビックリしたお話を書きました。
過去の測定実験からの想定では、30mg/dlくらいの上昇かなと思っていたら、75mg/dlも上がってしまったので、折を見て再測定してみますと。
ですが、ローソンのブランパンなんぞに金を払う気が全く起こらない&測定器のセンサーと針がもったいないので、放置になっていたのですが、冷凍庫からナゼだかブランパンが出て来たので、再測定してみました。
結果がこちら。
空腹時
裏面の栄養成分表示
これだと、糖質量は1個で2.2g
因みに、1個が何グラムかは表記されていません。
2個摂取後の60分値
32mg/dl の上昇でした。
見事に予想通り(笑)
2個摂取なら、2.2✕2=4.4g の糖質。
私は1gの糖質で3ng/dl 血糖値が上がるので、この数字が正しければ13.2mg/dl の上昇で済むハズ。
ところが、実際は倍以上の32mg/dl 上がりました。
裏面表示には、
「この表示量は目安です」
と書いています。
以前はこんなこと書いてませんでした。
ネット上でローソンのブランパン食べて血糖値が上がった話が山盛りあるから、先にこんな言い訳書いたんでしょう。
それ以前に、裏面表示が “目安”ってどないやねんと。
栄養成分って、いつから“目安” で書いて良くなったんですかね?
私、食品の仕事に携わって15年になりますが、そんな話は聞いたことありません。
“目安” で良いんなら、適当な数字書いても良いって話になりますよね。
我々がこんなこと書いたら、速攻で所轄のお役所から指導が入りますよ(笑)
本来、監督しなきゃいけない省庁も、天下り先を確保しなきゃならない所為か、大手にはかなり甘いです。
役所も大手企業も、一般消費者の方など向いていないといういい例ですね。
このローソンのブランパンで血糖値が上がる話を書いたら、何件か批判のメールをいただきました。
一生懸命ローソンを庇ってらっしゃるんです(笑)
やれ糖質制限だと謳って販売するなら、数値以上に血糖値が上がったら、上がらない様に改良するのがメーカーとしての責任だと思うのですが、そんなことは一切せず、「この表示量は目安です」なんて汚い言い訳してる、要するに消費者を「チョロいもんや」と騙くらかしてるワケですわ。
そこに誠意なんてカケラもありません。
騙されて馬鹿にされても、
「ローソンは素晴らしい!私はローソンのブランパンを食べます!」
って仰るんなら、私は止めません。
好きなだけローソンを庇って、ブランパン食べて血糖値上げればいいでしょうと。
私なら、そんな消費者を馬鹿にしてるメーカーのものなんて、10mの棒の先からでも触りたくないですけどね。