努力を惜しんで血糖コントロールなんて出来ません。
- 糖質制限
私どもの会社、社名の通り「高雄」にあります。
高雄ゆうたら京都市の北西の山岳地帯(笑)に位置してまして、市内からは一山越えないとたどり着けません。
京都市内(高雄も一応京都市なんですが…)から高雄に向かう道に、“山越え”と言う道路があります。
山越えと言うだけあって、くねくね曲がったワインディングロードになってるのですが、最近、センターラインをハミ出てる車がやたらと増えました。
前はそんな馬鹿殆どいなかったのですが、この1年くらいで急激に増えました。
以前から、右折レーンに入らず直進レーンから右折する馬鹿とか、わざわざ右折レーンに入って直進する馬鹿、右折左折時に手前から曲がる方向に寄らず、走行車線のど真ん中から曲がろうとして後続車の進路を塞ぐ馬鹿の話を度々書いてきました。
センターラインをハミ出る馬鹿を見てると、上記の馬鹿とやってることが共通するなと気付いたのですが、疑問なのは、なんでこんな馬鹿が急激に増えたのか?なんですよ。
初心者をマーク付けてれば、運転に慣れてないか教習所で習ったことを覚えてないかのどちらかだと分かりますが、それこそそこそこ運転歴のありそうな連中が、迷惑極まりない頭の悪い運転をしています。
一体いつからこんな運転するヤツが急増したのか?
何方かデータを取っていたら教えて欲しい、あらてつです。
こんな連中に1トン以上もある鉄のカタマリを運転させたら駄目だと思うんですけどね…。
ボヤキ出したら止まらなくなるので、これくらいにして今日の話題に。
先週、取引先さんに伺った際、
「野菜を先に食べれば血糖値は上がらないのか?」
なんて話になりました。
実際、
「野菜やタンパク質を先に食べると、糖質を摂っても血糖値が上がりにくい or 太りにくい」
なんてのをネット上でよく見ますし、この件についてのご質問もちょこちょこいただきます。
昨年の11月に肩の手術で入院した際、血糖値が上がるんで入院中の食事をごはん抜きにして欲しいと言ったら、栄養士さんから、
「野菜を先に食べれば大丈夫です!」
なんて力一杯言われました。
思わず、
「大変申し訳ないが、こと糖尿病患者の糖質と血糖上昇に関しては、あなたよりも私の方が知識も経験もある」
と言っちゃいました(笑)
野菜を先に食べれば太りにくいのかどうかは、実際に試したことがないので分かりませんが、こと血糖値に関しては、境界型の私ですらなんの効果もありません。
野菜を先に食おうがタンパク質を先に食おうが、摂った糖質の分だけキッチリ血糖値が上がります。
これは私だけの話じゃなくて、2型糖尿病、若しくは境界型糖尿病と診断された方は、ほぼ共通するんじゃないでしょうか。
まあ、太りにくいなんてのも、私は野菜なんて外食したときくらいしか食べないのに全然太らないですから、恐らくなんの因果関係もないと思いますが。
では、なんでこんな話がもてはやされるのか?
これを言ってしまうと、世の女性の大半を敵に回すことになりそうなんですけど、女性誌のダイエット特集を読みながら、いろんな流行りのダイエットに取り組む
“趣味ダイエット、特技はリバウンド”
って皆さんは、我慢よりも安直な方法を探すから。
だって、普段通りの量を食べても野菜を先に食べて痩せるなら、なんの努力も我慢も要らないじゃないですか(笑)
基本的に努力は惜しむんですよねぇ。
で、結果痩せるどころか逆に太ったりします。
「糖質制限するんだ!」
と決めたら、野菜やらタンパク質を先に食べるとか、食べる順番がどうだとかの前に、ちゃんと糖質を制限することに気を使った方が、100%、いや、1000%痩せます。
その上で、「野菜を先に食べたら痩せるかも?!」と思ったら試してみたらいいんじゃないですかね。
まあ、効果ないでしょうけど(笑)
以前にリンゴダイエットが流行った時、
「リンゴを食べてさえいれば、食事はこれまで通り摂っても大丈夫!」
と、普段の食事+リンゴ食べてた女性が私も周囲にも沢山いましたが、りんご食った分、太ってました(笑)
そもそも果糖って太りやすいんですよ。
フツーに考えたらそんなもん食って痩せるわけなかろーと(笑)
血糖値もそうです。
野菜を先に食って血糖値が上がらないなら、合併症になる人なんて世の中から居なくなります。
我慢と努力は惜しむので、こんな世迷言に飛びつくんでしょうけど、楽して欲しい結果は得られません。
まずは自分で努力しましょう。
これって、血糖コントロールやダイエットだけじゃなく、人生のあらゆる事に通じる話だと思うのですが…。