ブログ

極端なことをするのが糖質制限ではありません。

  • 糖質制限

先週の金曜日、ようやくCovid19ワクチンの1回目の接種を受けることができました。

当店のスタッフ、まだ予約すら取れていない者が数名います。

先日も、東京の若者向けの接種会場に早朝より長蛇の列ができ、予防接種を受けられない人が続出。

結果、抽選になりました。

自民党の総裁選にワクチン担当相の河野太郎が出馬するとかで、次期総裁候補などと言われてますが、馬鹿言っちゃイケマセン。

ドコの先進国の予防接種が抽選やねん。

寝言は寝てから言えと思う、あらてつです。

けど、こんな無能がテレビに出てる回数だけで支持されるんでしょうな。

気を取り直す気力もないですが本日の話題に。

少し前に

『糖尿病がこれだけ増えたのは、あまりに過剰な「精製炭水化物(糖質)の摂取」が原因であり、その精製炭水化物をなるべく減らして、糖尿病やら生活習慣病を減らしましょうね』

ってのが、糖質制限の本来の目的です。 「米・麦絶対食うな!」が糖質制限ではないんですよ。

とツイートしたところ、えらくご賛同頂きました。

何度か書いてますが、糖質制限が流行り出してから、いろんな糖質制限の“流派”が出て来て、

それぞれが

「うちは他とは違う、我こそが本物!」

と主張したいのか、やれコーヒーにMCTオイル入れろとか、牛脂食えとか、糖質はゼロじゃなきゃ駄目とか断糖だとか仰ってます。

コーヒー好きな私としては、なんでわざわざ美味しいものにケッタイなもん入れて不味くするのか、全くもって理解に苦しみますが、もっと理解できないのは、糖質制限を神格化して原理主義みたいになった人や、宗教みたいになってる人たち。

中には、

「本当の糖質制限は1日◯gしか糖質を摂ってはいけない!」

なんて言ってる筋トレ関係者の人もいました。

あんた誰やねん(笑)

本当の糖質制限ってどんなんか、俺に教えてくれ(大笑)

本物の糖質制限ってのがどれくら糖質を摂っていいのか私は存じ上げないですが、日本で初めて糖質制限普及と食材の開発・製造を行った私の知ってる糖質制限は、糖尿病の血糖コントロールの為に始まった食事療法です。

現代社会の食生活は、精製された糖質の摂りすぎになっており、その結果、糖尿病の増加など様々な弊害が出てきている、だから過剰な糖質の摂取は控えましょうっていうのが根本です。

糖質を絶対に食べない過激な治療法と誤解されますが、そうではありません。

上記のツイートにも書いてますけど、糖質を極端に抑えたり一切摂っちゃダメなんて一言も言ってませんし、糖質を全否定するわけじゃありません。

私の場合、「人に厳しく自分に甘く」がモットーなので、一度タガが外れるととことん自分を甘やかしますから、極力糖質を遠ざけて生活しておりますが、例えば、ご家族と一緒で自分だけ糖質制限がやりにくいとか、仕事が忙しくて、なかなか糖質制限の食事がしにくいとか、人それぞれいろんな事情があって、なかなか糖質制限を貫くなんて難しいと思います。

いくら糖質制限が体にいいからといっても、家族全員で糖質制限に取り組むんだりすると、エンゲル係数が上昇しすぎて家計がパンクしてしまうと思いますし、特に育ち盛りの子どもがいるご家庭でしたら、米やパンなどを食べない糖質制限は、現実的な問題として無理じゃないかなと。

しかしながら、このような状況でも、スナック菓子や清涼飲料水、その他のお菓子類など、精製炭水化物(糖質)の摂取は減らすことができますよね。

要するに、本来食べる必要が無かったこれら精製炭水化物(糖質)の摂取を見直して、普段の食生活から減らすだけでも、糖質制限に取り組む意義があるわけです。

「糖質は悪!」とばかりに排除するのが、糖質制限ではありません。

糖尿病でしたら、自分の血糖コントロールと折り合い付けながら、ダイエットや健康目的なら、目標値に向かって、上手に糖質と付き合うのが糖質制限です。

極端なことをするのが糖質制限ではありませんので、夢々誤解なさいませんように。

次回は、糖質制限で摂っていい糖質量の目安と計算方法について書きますね。

糖質制限の専門ショップ 糖質制限ドットコム