糖質制限とグルコーススパイク
- 糖質制限
先週、今年初めて「ヒグラシ」の鳴き声を聞きました。あ~、もうそんな季節かぁなどと、暮れ行く空を見上げながら、ポエマー気分に浸っていたんですね。
そしたら、次の日から全然ヒグラシの声がしません。
あのヒグラシはフライングだったのでしょうか?なんだか気になるあらてつです。
え~、6月11日に街のクマさんからコメントを頂戴しておりまして、週に1~2度のグルコーススパイクは、どれだけリスクが上がるのか江部康二先生に聞いておきますといったまま、なかなか聞けずじまいでした。
街のクマさん、ごめんなさいです。
講演会の道中、江部康二先生に聞いてみましたので、頂いたコメントとともにご紹介しますね~。
『糖質制限のおかげで山の親爺は完全にヤクをやめることが出来ました。ヤクと言ってもやばい方ではない・・・でもやっぱり薬はやばいですかね。
まあ、こんなに効果的な糖質制限ですが、出張が多くなり、取引先と食事をともにすることが多くなると、継続は困難になってしまいます。
先週は長野で旨いそばを自慢げに勧められましたし、この間の日曜日は長崎で美味しいと評判のチャンポン屋さんに連れて行っていただきました。
善意と自慢と自信ににあふれた相手には何も言えず、笑顔で食することにしました。
イスラエルの諺に「ハム(豚)を食べなければならないのなら、できるだけ美味しく食べた方がよい。」というのがあるので、先人の知恵に従う事とし、怖かったのですが、仕方なく大変美味しくいただきました。
目を盗んでベイスンは口に放り込んだのですが、血糖値は軽く200を超えたでしょう。
困ったものです。
週に1~2度の血糖値スパイクは、ほとんどそれがない場合に比べて、寿命・生活習慣病において何%ぐらいリスクがふえるのでしょうかね。
ここのところ本当に困りました。』
街のクマさん、ずいぶん遅くなってしまい申し訳ございません。
以下、江部康二先生のお言葉です。
「そら、まったくないよりは若干のリスクはあるだろうけれど、毎日毎日巨大なスパイク起こしているならともかく、普段きっちり糖質制限やってるなら、たまに糖質摂るくらい、食前にグルコバイ飲めばそれほど問題ないよ。」
とのことでした。
「自己測定器を持ってたら、(糖質)食べたあとに1時間値2時間地を測ってみたらいいな。食後2時間で、だいたい180くらいを目安にするといいよ。」
だそうです。
江部康二先生、これまで私が食事にご一緒させて頂いていて、たま~に糖質の含まれているものも召し上がられます。普段のコントロールが、しっかり出来ておられるからこそなんだと思いますが、やはり我慢してばっかりじゃ続かないということですね。
最後に、2007.12.8の江部康二先生のブログに、「これぞ名言(?)」がありましたので、抜粋させていただきます。
『私も上述の如く、そこそこ非糖質制限な一品も食べてます。糖質制限、長く続けていくものですから、ストレスをためては損です。糖尿人の皆さん、100%の完全は人間には無理ですから目指さなくていいです。我慢はせずに <糖質制限食+α?>続けていきましょう。
清く正しくより、美味しく楽しくですよ。』