続・糖質制限とGIの関係は?食べ過ぎにならないの編
- 糖質制限
最近、首が左右に回りません。後ろに反らそうとしても、痛くて動きません。
目薬挿そうにも上に向けないので、うまく目に入りません。
周りの同世代で、やたらと「肩が痛い」という声を耳にします。
いよいよ四十肩が近づいてきているのでしょうか?あらてつです。
前回、GI低いと満腹感を感じにくくて、食べすぎにはならないのか?のご質問にお答えしました。
これとよく似た質問で、
「糖質制限は肉・魚ばかり食べますけど、カロリー摂りすぎにならんのですか?」
なんてのを、けっこう頂きます。
話が出たついでと言っちゃなんですが、糖質制限はカロリーオーバーにならないの?について書いてみますね。
結論から言うと、糖質制限でカロリーオーバーになりません。
タンパク質や脂質中心のおかずばかり、しかも、けっこうお腹いっぱい食べても、米やパンといった主食も食べる食事より、ともすればカロリーは低くなります。
例えば、ご飯約150gでだいたい標準的な茶碗一杯分なんですが、これで、カロリーが252kcalです。(ちなみに糖質は55.2g)これに比べて、ヒレステーキ150gのカロリーが約277kcal、ちなみにサーロインステーキ脂身つきだと、150gのカロリーが、約501kcalとなります。
ご飯150gって、女性や小食の方ならいざ知らず、一般的な男性ではかなり少ない量です。
普通にごはんをおかわりしたら、それだけで500kcalを超えます。パンの場合、もっとカロリー高くて、食パン6枚切りの1枚分、60gで158kcal(糖質26.6g)、150g換算だと395kcalになります。
糖質を制限しない食事の場合、これにおかずのカロリーと糖質が加わりますよね。
さらに、おかずと主食を食べるならまだいいですが、サラリーマンのお昼の定番(?)“ラーメンライス”なんか、中華麺150gで224kcal、それにご飯とスープのカロリー足したら、えらいことになります。おまけに、ラーメン屋のご飯て150g以上あるやないですか。
“ラーメン大盛り”“ごはんおかわり!”なんてすると、それこそおっそろしいカロリーになります。これがチャーハンとラーメンならもっとカロリー高いですし、うどんとご飯の“うどん定食”でも同じことです。
しかも、ダブル炭水化物で一気に血糖値を上げますし、余った血糖は、インスリンによって中性脂肪に変えられて、しっかり蓄えられてしまいます。
サーロインステーキ150gに、サラダとその他ちょこっと付けあわせをたしても、いって700~800kcalです。ヒレステーキだと、もっとカロリーは少なくなります。
私の場合は、ステーキなら300gくらいペロッと食べますが、普通の方がこれだけ食べれば、充分お腹が膨れると思います。でも、ご飯3杯ぶんのカロリーにも満たないですよね。
江部康二先生、お食事ご一緒させて頂くと、びっくりするくらいよく食べられます。
私も、いわゆる「痩せの大食い」でけっこうな量を食べますが、それでも主食を食べていた頃より摂取カロリーは低くなってます。
なんちゅーても、 “ご飯のおかわり”しませんから。
しかも、糖質制限は糖質の摂取が少ないので血糖値があがりませんし、余剰な血糖が中性脂肪に変わることもありません。
また、糖質を取らないということは、常に脂質をエネルギーとして消費しているので、脂肪分の多い食事でも、先に脂肪から燃焼してくれるので太りません。
ですから、糖質制限でカロリー過多になることは、まず無いですよ~。
たーだーし、
やはり物事には限度というものがありまして、マヨネーズを1キロちゅるちゅる吸うとか、ラードの塊を1キロ食
べるなんてことしない限りですが・・・。
やはり、カロリーの摂りすぎは、最終的にはご本人の意思次第かと…。