糖質制限の本質
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今朝の通勤途中、犬が空を見上げて吠えてました。
鳥でもおるんかいなと思って見上げますと、何もいません。
あの犬にはナニが見えていたのでしょうか?
気になって仕方ないあらてつです。
さてさて、前回のブログに、おなじみローカバさんからコメントを頂いたのですが、糖質制限の本質を見事に捉えられておられると思いました。
「何も糖質が悪魔の申し子だといってるわけでなく、処理できる量が非常に限られていることを念頭に置く必要があるってことですよね。」
大賛成です。そこなんですよ。
糖質制限っていいますと、糖質を一切摂っちゃダメなんて、とかく過激な治療法と誤解されますが、そうではないんです。
現代社会の食生活は、精製した糖質の摂りすぎになっており、その結果様々な弊害がでてきている、だから過剰な糖質の摂取は控えましょうっていうのが根本なんです。
なにも、糖質を全否定するわけじゃないんですね。
私の場合、「人に厳しく自分に甘く」がモットーなので、一度タガが外れるととことん自分を甘やかしますから、極力糖質を遠ざけて生活しておりますが、例えば、ご家族と一緒で自分だけ糖質制限がやりにくいとか、仕事が忙しくて、なかなか糖質制限の食事がしにくいとか、人それぞれいろんな事情があって、なかなか私みたいに極端(?)にはいかないと思います。
いくら糖質制限が体にいいからといっても、家族全員で糖質制限に取り組むんだりすると、エンゲル係数が上昇しすぎて家計がパンクしてしまうと思いますし、育ち盛りの子どもがいるご家庭でしたら、米やパンなどを食べない糖質制限は、現実的な問題として無理じゃないかなと。
しかしながら、このような状況でも、スナック菓子や清涼飲料水、その他のお菓子類など、精製炭水化物の摂取は減らすことができますよね。
要するに、本来食べる必要が無かったこれら精製炭水化物の摂取を見直して、普段の食生活から減らすだけでも意義があります。
ですから、糖尿病の方や肥満、メタボの方には糖質制限を 、その中でも、取り組まれる方の状況に合わせて「スーパー糖質制限」「スタンダード糖質制限」「プチ糖質制限」と選んでいただき、また、糖尿病、肥満、メタボ、その他生活習慣病の予防や、アレルギー疾患には、江部康二先生が提唱されておられる精製炭水化物を控えた食事、『高雄病院食生活十箇条』を実践していただければよいのではないでしょうか。
私みたいに追い込まれないとナニもしないできない人間は、極端くらいがちょうどいいのですが、それだと長続きしないですよね(我ながらヘンな言い回しですが…。)
糖質制限は、続けてこそ意味があるので、自分に合わせた無理なく美味しい「糖質制限」or「高雄病院食生活十箇条」生活を選んでいただければいいですよね。
江部康二先生のお言葉、
「糖尿人やメタボ人は 糖質制限食、それ以外の人は未精製の穀物を主食とした食生活、いずれも美味しく楽しく、長く続けていきたいですね。」
これに尽きると思います、はい。