糖質制限に対する不安
- 糖質制限
昨日から某大学医学部との共同研究スタートです。
三名の患者様に被験者としてご協力いただきまして、「ふうどりーむず」さんが作って下さいました食事を食べていただき、血糖測定とか運動を行うのですが、朝から食事の準備やらカロリー計の用意でバタバタしており、またまた更新できずにゴメンナサイです。
でもまあ、なんとか無事に初日が終わって、ほっとしているあらてつです。
けど、書類に江部康二先生のサインをもらい忘れてしまいました…。
さて今日は、4月30日のぷにぷにさんから頂いたコメントお返事の続きです。
『そのサイトで今糖質抜きについて論議がされています。
糖質は体にとって重要なものなのに抜いて言い訳がない、脳の栄養は糖分だけなのに抜いたらボケる、将来体こわす、糖質抜くと反動で過食になる、足りなくなった糖分は骨とか筋肉とか溶かして作るから危険とか色々と・・・
江部先生のブログなり読んで理解したうえで私は始めましたが、こういうの読んでしまうと少し不安になってきます;;
私は米大好きですが、今のところ反動で食べるなんて事はありません。
体調いいし、あんまり気にしなくていいのでしょうか。。。』
まず、
「糖質は体にとって重要なものなのに抜いて言い訳がない」
この主張をされた方は、糖質が体にとってどう重要で、摂取するとどのような作用をもたらして、抜いたことによってどのような影響を及ぼしたのか、ちゃんとした調査研究を行って、検査結果なり臨床データなりをお持ちなんでしょうか?
きっちり研究を行い、そのデータに基づいて主張されているなら議論もできますが、ただ単に、今までなんとなく言われてきた常識のようなものを根拠に「糖質は体に重要」では、お話になりません。
次いきましょう。
「脳の栄養は糖分だけなのに抜いたらボケる」
脳はケトン体を栄養にできます。批判するなら、それなりの勉強はしましょうよ。
人間、「無知の知」って大事ですよ。
糖分抜いたらボケるって、私は知りませんでした。
どれだけの人数を対象にして、どれだけの年数糖質を抜いて、何人痴呆症になったんでしょう?
この主張をされておられる方は、きっと、長年に亘って調査研究されて、糖質抜いて痴呆症になったデータをお持ちなんですね。
見せてもらいたいです。
ちなみに、私は糖質制限を丸5年行っておりますが、今のところボケる気配ないです。5年じゃ短いんですかね?
この主張をされた方、さぞ長期間研究されたんでしょうね~。
「将来体こわす」
将来って、この方予知ができるみたいですね。
その予知で、誰か体壊したんですね、きっと。
ちなみに、何年先だったんでしょう?
「糖質抜くと反動で過食になる」
私は、全然過食になってませんが…。
それに、糖質抜かんでもダイエットなりで食事制限して、過食に走る方はおられますよね…。
「足りなくなった糖分は骨とか筋肉とか溶かして作るから危険」
私、骨密度もまったく異常ないですし、37歳とは思えないくらい筋肉びしばしです。
恐らくこの主張をされている方は、糖新生を誤解されておられるんではないでしょうか?
江部康二先生のブログの「糖新生」の項目を読んで頂ければ、誤解も解けると思います。
以上、どれもこれも根拠があるとは思えませんし、調査研究や臨床試験を行ったとも思えません。
あるなら出してみろと。
ぷにぷにさん、全く心配することなく糖質制限をお続けくださいね~。