牛乳と乳糖不耐
- 糖質制限
先日、絞りたてとかいう牛乳を頂きました。
私、牛乳の味自体は嫌いじゃないのですが、乳糖不耐なもんで飲むと下痢します。
しかし、頂き物なもんで飲まないわけにもいかず、コップ一杯くらいなら大丈夫かな~と思って、くだんの牛乳が入ったコップを恐る恐る口元に持っていきました。
鼻腔をくすぐる乳くささと、そこらのスーパーで売ってるパック入りの牛乳とは、明らかに異なる濃厚な香り。
明日はトイレから出れないのではないかと、まさしくデンジャーな匂いがぷんぷんします。
一口くちに含んでみますと、「明○おいしい牛乳」が水に感じられるほど、全身全霊をもって「わしが牛乳じゃ~、しゃーおらー」と激しく主張する乳脂肪分、ア○ヒスーパードライのはるか上を行くキレとコク、まったりと舌にのこる牛乳独特の甘さ、どれをとっても頭に浮かぶのは、トイレから出てこれない自分の姿です。
だがしかし。
「うまい」んですよ、ホントに。もらいもんだから言うわけじゃなくて、ビックリするくらい美味かったんですね~。
一杯目、思わずぐびぐびっと、飲み干してしまいましたね。
調子に乗って、二杯目もぐびぐびっと飲んだのですが、翌日ではなくて夜にはトイレから出られなくなった、あらてつです。
脱水気味なのか、今日は朝からフラフラです。
なんでも、ホルスタインではなくて、ジャージーって種類の牛を広い牧場で放牧して育ててるそうで、その、のびのびと健康に育った牛から絞った牛乳だからおいしいんだそうです。
は~、確かに広い牧場でのびのび育った方がいい乳が出そうなのは、シロウトの私でも分かります。
でも、牛乳は私にとって非常にデンジャーな飲み物ですね、はい。
でね、私の周囲はみんな牛乳飲んでも下痢せんのに、ナニゆえ私は牛乳飲んだら下痢するのか、乳糖不耐って珍しいの?と思ってましたら、江部康二先生の著書に牛乳のことが書いてあることを思い出しました。
「ドクター江部のアトピー学校2 スキンケアと食生活編」(東洋経済新報社)によりますと、牛乳飲んで下痢するのは、ラクターゼと呼ばれる乳糖分解酵素が十分に作られないため、乳製品に含まれる乳糖を消化できないからだそうです。
で、このラクターゼ、乳児期までは小腸の粘膜で作られるそうで、だから赤ん坊は母乳を飲んでもへいきなんだそうです。
はあ~、やっぱり乳糖があかんのやと思いつつ、疑問が出てきました。
だったら、牛乳飲んで下痢する私って、オトナになった証拠じゃないの?と。
江部康二先生の本を読み進むと、この先に重大な鍵が隠されていたんですね~。
<つづく>