バター不足とインフルエンザワクチンの関係は?
- 糖尿病
昨日は、朝一で「低糖質おからフィナンシェ」「低糖質おからほろほろクッキー」を開発してくださいました、京都西院の『菓子職人』稲井社長さんの商談にご同行させて頂きまして、大阪の梅田まで行ってまいりました。
ブログに来てくださった皆さん、更新できてなくてごめんなさいです。
道中、稲井社長さんのスイーツにかける熱い思いと、糖質制限な新スイーツの開発話に花が咲きました。
皆さん、新作スイーツ、乞うご期待ですよ~。
で、稲井社長さんとのお話の中で、最近のあまりに急激な原材料費の値上げについての話題になったんですね。乳製品も軒並み値上げしておりまして、その影響でバターが市場から減って、取り合いになってるそうなんです。
三月末、生協にバターを買いに行ったら、乳製品売り場にバターが無いんですよ。そのときは、「4月から値上げするんで在庫の調整やってるんだな。」と思ってました。案の定、4月に入ってから買いに行くと、見事に値上げされたバターが並んでいて、いささか腹立ちながら買いました。
ところが、土曜に買い物に行ったら、またもやバターが売り場にないんですよ。
帰りに違うスーパーに寄ってみたのですが、マーガリンはあってもバターがありません。
「おのれマーガリン屋め、以前にブログでマーガリンを批判した仕返しに、バターを隠しやがったな。」
と思いましたが、さにあらず。ほんとにバターが品薄らしいんです。
う~ん、困りました。
稲井社長さんいわく、製菓業界でもバターが取り合いになってるらしいんですね。
『菓子職人』さんでは、過去の実績からなんとかルートは確保されておられるそうなんですが、それでも大変みたいです。
以前に米不足騒動があったとき、一部のバカタレが米を買い占めて品薄に拍車をかけていましたが、これからバターやら乳製品もそうなるような気がします。
でね、少し話が変わりますが、数年前にインフルエンザが大流行した年がありました。そのとき、インフルエンザのワクチンが足らなくなって大騒ぎしてたんですね。
その翌年、製薬メーカーはワクチンを増産して流行に備えたのですが、またもやワクチンが足らなくなりました。
それは何故か?
なんと大手の病院が、ワクチンを買占めて抱え込んだんですね。
インフルエンザのワクチンって、病院が一旦買い取るんですが、流行する季節が過ぎて余ったとしますよね。そしたらその余ったワクチン、製薬メーカーが買い戻してくれるんですよ。
だから、病院は買い占めて余っても全然損しないわけです。
お蔭で街の医院さんやクリニックでは、ワクチンが入手できずに希望する患者さんにワクチン接種できないなんて事態が起こりました。
しかもこの話、ワクチン接種を希望した人にワクチンが行き渡らないまま、結局、流行のシーズンが終わって大量の在庫をメーカーが買い戻すなんてオチがつきました。
患者不在のこの騒動、一番被害を被るのは、市井に生きる我々一般市民ですよね。
こないだから書いている農作物や原材料の話とこのワクチンの騒動、なんだか共通するものを感じませんか?