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小麦価格に糖質制限の未来を思う

  • 糖質制限

すっかり梅の花も散りまして、京都市内も桜が満開となりましたが、梅も桜もいい思い出がない、あらてつです。

職場の近くに、桜守り、佐野藤右衛門さんのご自宅がありまして、祇園の丸山公園の桜と兄弟の、とても立派な枝垂桜が今年も見事に咲き誇ってます。

今朝、少し遠回りしてこの桜を見てきたのですが、感慨深いものがありました。

桜とは全然関係ないのですが、小麦粉の価格が上昇しており、今後も上がりはすれど下がる気配がないなんて朝のニュースで放送しておりました。

高騰する小麦の代替品としてパンメーカーが目をつけたのが、「米粉」だそうです。

某コンビニチェーンと日本最大の製パンメーカーが共同で米粉のパンを開発していて、近々販売予定なんだそうです。

なんでも、今は米粉の価格は小麦粉の倍近いらしいのですが、この先消費量が増えればコストがさがり、1.5倍くらいまで下がる見込みだそうです。

価格以外にも、カロリーが低いだ、製粉技術の進歩で米粉が細かい粉に出来るようになっただ、いろいろ話をしていましたが、私が疑問に思ったのは、米って減反せなあかんほど余ってるんですよね?

だったらなんでもっと価格が下がらんの?ってとこなんですね。

食料自給率の低い日本で、唯一、米だけが100%自給できてるはずですが、その米を使った米粉の価格が小麦粉より高いってのが解せないです。

そりゃまあ、需要がなければ生産コストが上がり価格も高くなるってのはわかりますが、それにしても余るくらいのものを原料にしてナニゆえそんな値段になるんでしょうか。

あとね、輸入小麦の価格って政府が決めるんですよね。

これって、国内の生産者を保護する目的があるからだそうなんですが、これにも疑問を感じませんか?

国内産小麦も、これまでは政府が買い上げて価格を決めてましたが、2007年4月から、政府の買い入れはなくなって、全部民間流通になったんです。

私は農業の仕組みがどうなってんだかよくわかりませんが、だったら、米の作りすぎで備蓄米が増えて減反しなきゃならないくらいなら、空いた田んぼで麦を作ればと思うのですが、どうでしょう。

麦を国内で生産して、米並みとまではいかなくても輸入に頼らなくてもいいくらいの自給率まで持っていけば、外国産の小麦の価格高騰に振り回わされんでいいのではないでしょうか。

日本で作ればコストがかかって価格が高くつくって意見もあるでしょうが、国内産の小麦が、全量民間流通となった今、補助金まみれになってないヤル気のある農家の方たちなら、価格を下げて作れると思うんですけど…。

糖質制限をしている限りは、小麦の価格は食生活にあまり関係してこないですが、実際に困っておられる方も多いですし、糖質制限に必須アイテムの大豆にも同じことが言えるんじゃないでしょうか。

なんでもかんでも輸入に頼ってきたツケが、国際的な穀物の価格高騰といった形で回ってきているような気がします。

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