風邪と熱いお風呂と漢方
- 漢方
今度のこの咳、ほんまにシャレになりませんでした。一日中咳が止まらず、夜もロクに寝れませんでした。
昨晩は、久しぶりに咳が治まってきて、「あ~、ゆっくり眠れる」と思ったのですが、夜中に膀胱が破裂しそうな尿意に襲われ、三回もトイレに行きました。
咳の次は頻尿(?)と、何かと忙しいあらてつです。
これって、絶対なにかのタタリだと私は思うんですけど…。
風邪のお話が出たので、以前に菓子折りさんから頂いたコメントで、江部康二先生に聞いときますといっておきながら聞けてなかった件を、昨日、江部康二先生のお会いしたときに聞いてきたのでご報告をば。
『私は風邪ひいちゃったときは、あっついお風呂に浸かって身体に熱を持たせて、ウイルスの活動を抑えて、そのまんま布団に潜り込みます。あ、焼酎をグイッとやるのを忘れずに、ね。
しかし、これって医学的に正しいのでしょうかねぇ。ま、これであくる日はかなり楽になるんですけれどね。江部先生に聞いといていただければ幸いです。』
菓子折りさん、遅くなってゴメンナサイです。昨日、高雄病院の向かいのコンビニでマンガを買って戻ってこられた江部康二先生を直撃しました。
あらてつは問いました。
「風邪引いて熱が出たとき、熱い風呂に入って体温を上げてウィルスを殺すっていうのは、正しいのでしょうか?」
江部康二先生曰く
「風邪の種類にもよるけど、正しいよ。」
漢方で、風邪を引いて熱があるときなんか、生姜や葛根湯など汗が出る生薬を処方すのですが、ただ汗が出るだけじゃなくて、体温を上げてウィルスを殺し、体の持っている抵抗力を高める作用があるそうなんですね。
熱が出たらすぐに解熱剤で熱を下げようとしたりしますが、これだと熱は下がって一瞬は楽になるけど、ウィルスが死なないので結局は風邪が長引いたりしてしまうとのこと。高熱で危険なときは熱を下げる必要がありますが、それ以外はむやみやたらに解熱剤を使わない方がいいんですね~。
ですから、風邪で熱が出たときに熱いお風呂に入って体温上げてウィルスを殺すのも、ひとつの治療法だそうです。
「ただし、体が温まったらすぐに布団に入ること、湯冷めしちゃったら意味ないからね。あと、熱が上がる風邪には効果的だけど、寒気が走る風邪にはだめだよ。君は、寒い風邪じゃないの?」
はぁ~、なるほど~。
なんだかとても納得しました。漢方的な切り口でお答え頂けると予想してなかったんですね。なんせ最近、糖尿病と糖質制限の話しかしなかったので、江部康二先生がもともと漢方医だったことを忘れておりました(笑)
その人の体質や風邪の種類(ウィルスの種類じゃないですよ)によって、処方が変わる漢方。これは面白いです。
このあたりのお話、皆さん興味ありませんか?また、江部康二先生にブログで書いていただけるようにリクエストしてみましょう。
あ、焼酎をグイっとの部分を聞くの忘れた…。