糖質制限と日本の農業について考えました。その1
- 糖尿病
- 糖質制限
あらてつころころすってんこ 生爪はがれてさあ大変。
イタイノイタイノ、飛んでいってくれませんでした。
拷問されたらすぐに吐いてしまう確信が持てた、あらてつです。
先日、日本農業新聞という新聞の記者の方が取材に来られまして、江部康二先生に糖質制限についていろいろとインタビューをされてました。
私も同席させていただいたのですが、この新聞、農家の方を対象として発行されており、やはり読者のほとんどは農業関係の方らしいんですね。
で、この記者の方、「ガイアの夜明け」を見て糖質制限を知って、その後、江部康二先生の本を読まれて、糖質制限はとても素晴らしいと取材を思い立ったそうなんです。
が、
本を読むうち話を聞くうち、ハタと困ったらしいんですね。
「農家の方向けの新聞で、米食べちゃだめ、小麦食べちゃだめなんて書けないし、どうやって記事にしよう…。」
インタビューが始まって、お米と農家の話になり、ここで江部康二先生、食生活十箇条が登場します。
「糖尿病になっちゃったら糖質制限が一番ですが、予防のためには白米じゃなく玄米なんかを食べればいいですよ。」
江部康二先生が常々仰られるんですが、
「地球の全人口が糖質制限を行えば、生き残れるのは1億くらいになっちゃうので、私は稀代の殺人者になってしまいます(笑)糖尿病の方は糖質制限、そうでない方は、グルコーススパイクを起こさないような未精製の炭水化物と、それぞれに合わせた食事をすればいいですよ。」
まさにその通りだと思います。
糖尿病がこれだけ増えたのは、あまりに過剰な「精製炭水化物の摂取」が原因であり、その原因である精製炭水化物をなるべく減らして糖尿病やら生活習慣病を減らしましょうねってのが、糖質制限の根本だと私は考えるわけですよ。
「米・麦絶対食うな!」が糖質制限ではないんですね。
ですから、お米や小麦を否定するわけじゃないですし、ましてや作っておられる農家の方と対立するもんじゃないんです。
記者の方は、この点をすごく困ってらしたのですが、江部康二先生の話を聞かれて「今日は京都まで来た甲斐がありました!」と感動(?)されておられました。
このあたりをうまく記事にまとめて頂けますと、江部康二先生も私も米農家とお米屋さんを敵に回さずに済みそうです(笑)
<つづく>