糖質制限な食材開発のお話3
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前回の冬は、足の指が霜焼けだらけになって、えらいことになりました。
この冬は、寒いにも関らず霜焼けができないので安心してましたが、昨日から指の色が
変わり始めました。
痛かゆく変わりゆく指の色を見ながら、8万円について考えるあらてつです。
糖質制限の食材開発の話が止まってましたね。
先日も、某食品会社さんが来られて、江部康二先生の推薦が欲しいなどと話をされていました。
でもね、
普通に考えて頂ければわかるかと思うのですが、いきなり来てできたモンも見んと推薦できるわけなかーろーに。
しかも、そのできた商品なりが、どんな過程で作られて糖質が何グラム含まれてて、どれだけ血糖値に影響与えるかわからないですからねー。
これまで、何回か書いてきましたが、我々京都高雄倶楽部で販売させてもらっている商品は、企画の段階から高雄病院、江部康二先生ご協力いただいて、試作&試食を繰り返し、江部康二先生はじめ実際に糖尿病の方に食べていただいて血糖測定を行っています。
原材料から割り出した糖質量が低くてても、血糖値を上げちゃうこともありますし、従来血糖値に影響を与えないと言われていた素材が、糖尿病の方だと血糖値を上げてしまうなんてことも多々経験してきました。
糖質抑えて血糖値は上がらないけど、まずくて食えたもんじゃないなんてのは、試作段階ではしょっちゅうです。
ダメ出しをもらう度に、メーカーさんと頭を捻ってあーでもないこーでもないと、再び試作に取り組みます。
実際にメーカーの方も高雄病院に来られて、江部康二先生や患者様と話をされて、その内容を会社に持ち帰って次の試作品を作って下さいます。
そこまでやって、最終の血糖測定をクリアして、ようやく商品になって皆様に買っていただくわけです。
商品化した後も、常に改良を加えています。例えば、尾崎食品さんの「低糖質京のおばんざい」や「低糖質寒天じゅれ」、旧人ゴイチ企画の「ローカーボふすまパン」は、これまで数度のマイナーチェンジを繰り返して改良を重ねています。
もちろん、その度に江部康二先生に食べて頂いて、ダメならまた作り換えるんですよ。
前回書いた「ふうどりーむ」さんも何度も京都に足を運ばれて、試作と試食を繰り返してくださいましたし、「ごはんこんにゃく」のウエダ食品、上田社長様もたびたび京都まで来てくださってます。
要するに、そこまでメーカーさんも糖質制限について理解しようと努力とご協力して頂いて、商品を作ってくださってるんですね。
それが、いきなり来て「推薦してくれ」はどうかと思うんですがねぇ。
<つづく>