それでもって、糖質制限な食材の開発のお話です
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先日、糖質制限ドットコムにご注文いただいたお客様に電話したところ、「あらてつさんですか?ブログ見てます!」とお言葉を頂戴致しました。
なんだか照れくさいのですが、これってとてもありがたいですよね~。
読んで下さってる皆さん、当社で食材を買って下さる皆さんのために、頑張らねばと決意を新たにした、あらてつです。
んで、食材の開発の話がほったらかしになってました。いいタイミングで砂糖不使用チョコのご質問も頂いたので、糖質制限食材開発の話をつらつら書いていきますね。
私の勤める京都高雄倶楽部では、高雄病院と提携して糖質制限に適した食材の開発及び販売を行っているわけですが、お蔭様を持ちまして、会社を始めた頃に比べますと、「糖質制限」と「糖質制限の食材販売」が、だいぶと皆様に認知されてきたなと思います。
それこそ、この仕事始めた頃は「糖質制限?なんじゃそれ?」「何で糖質なん?」などと言われましたし、メーカーさんに話をしても、ケンモホロロに断られることの方が多かったんですね。
それが、ですわ。
最近は、テレビやら雑誌やら新聞やらに取り上げられることが多くなり、いろんなメーカーさんからお話が来ます。
中には、誰もが知ってる大手のメーカーさんもあって、「糖質制限」がようやく広がりつつあるなぁと実感するわけですよ。
特に最近、飲料水メーカーでは、「糖質ゼロ戦争」なんて言葉ができるくらい、「糖質」を減らした商品の開発やら競争が激化しているそうなんです。
そんな中で、「何かようわからんけど糖質減らしたら売れるんや。」的な風潮があるような気がするのは私だけですかね~。
「糖質減らしゃ売れる」→「糖質減らして治療している病院がある」→「提携しているケッタイな会社がある」→「話し聞いたら商品作るヒントになるだろう」
ってな具合で、電話してくるメーカーさん、増えました。
要するに、「糖質減らす事」をビジネスチャンスと捕らえてるわけなんですよ。
ところが、日本の大手のメーカーさんていうんもんは、時流に乗っても時流を作り出すことはできないんですね。
つまり、糖質制限を売り上げを上げるための一過性のブームと同等にしか見てないんです。
それが証拠に、話を聞かせてくださいといいながらも、ろくに糖質制限について下調べもせずにくるわけですわ。
私なら、本の一冊でも読んでから話聞きに行きますけどね~。
我々は、「糖質制限」を糖尿病治療のスタンダードにしたいですし、数年後には必ずなると信じています。
そのために、江部康二先生にご指導頂きながら日夜頑張っているのですが、それを「ナントカ健康法」のひとつみたいに、ブームにされちゃ困るわけですよね。
「はやり」は必ず「すたり」ます。メーカーさんは次の「はやり」にのりゃいいですが、我々はそんなわけにはいきません。
我々の目標は、あくまで「糖質制限」で日本の糖尿病治療を変えることで、「糖質制限」を打ち上げ花火にする事ではないですから。
てなわけで、先日お見えになった大手のメーカーさんのお話は、丁重にお断りさせて頂きました。
私たちにとっては、大手の名前より、糖質制限を本当に理解してお付き合い下さっているメーカさんの方が大事です。
<つづくよーん>