糖質制限なフィナンシェです
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京都に「菓子職人」とおっしゃる洋菓子屋さんがあります。
伊勢丹新宿本店や、日本各地の有名百貨店に期間限定で出店されているので、スウィーツ大好きならご存知の方もおられるかと思います。
今でこそ糖質制限のことをえらそうに語っておりますが、実は私、甘い物には目が無くて、糖質制限を始める前は、京都中のケーキ屋さんを網羅するくらいの甘党だったんです。
京都で有名無名あらゆるケーキ屋を食べ歩きましたが、そのケーキ行脚のなかで、イチゴのショートケーキを食べて、「美味い!」と心底思ったのが「菓子職人」さんだけだったんですね。
「美味しいフィナンシェができないものか」今回の企画が持ち上がったとき、真っ先に頭に浮かんだのがその「菓子職人」さんでした。でも、「菓子職人」さんといえば、全国でもその名の通った超有名なケーキ屋さんじゃありませんか。
「砂糖を使ってない焼き菓子作って下さい。」なんて言ったら、「お帰りください」って言われそうでしょう。
現に、新人ゴイチが話をしにいった某洋菓子店では断られましたから。
だめで元々と思いつつ、恐る恐る電話を掛けて簡単に説明させてもらうと、なんと、オーナーシェフの稲井社長が会って話を聞いてくださるとのこと。
話も決まってないのに、ガッツポーズを取りましたね。
でも内心、断られたらどうしようと、説得するセリフを山盛り用意して、稲井社長に面会に行きました。
高雄病院で行われている糖質制限による糖尿病治療と、糖質制限について説明し、糖尿病の方でも安心して食べられる食材を開発・販売しています、どうかご協力願えませんでしょうかと、話をしました。
すると稲井社長、「いいですよ、やってみましょう。」
「でしょう。やっぱり無理ですよね。済みませんお忙しい中、こんなややこしいお話を持ってきまして・・・って、え゜え゜~」
と吉本新喜劇のようなノリ突っ込みを一人でしてしまいましたね、はい。
なんとなんと、断られると思ってたのが、二つ返事でOKではあ~りませんか。
「菓子職人」オーナーシェフ稲井社長、まずは私の持ち込んだ原材料でどこまでできるか、考えられる焼き菓子を一通り作ってみましょうと取り組んでくださいました。
焼いてくださった焼き菓子、正直どれも美味しかったです。
びっくりするくらい美味しかったのですが、焼く過程でロスが出たり、焼き上がりが安定しないなど、いくつか問題のある商品がありました。
その後、何度も試作と原材料の見直しを行い、量産試作品が出来あがったのです。
そして、ここで登場するのが我らが江部康二先生です(笑)
例によって、江部康二先生を実験台(笑)にした血糖測定を数度に亘って行い、糖質制限スウィーツとしての最終関門をみごとクリア!と相成りました。
美味しいのはもちろん、血糖値を上昇させないスウィーツとして、今月から販売開始です。
お味の方は、「抹茶」「ショコラ」「カフェ」3タイプご用意させて頂きました。
詳しくは、糖質制限ドットコムをご覧下さいね~。