「糖尿病は食べていけないものは無い」のか?
- 糖尿病
最近、新製品の試食が主食となりつつある、あらてつです。
え~、先日何となくTVをつけて見ていると、焼肉屋を紹介している番組がありまして、コメンテーターの方が、「私、糖尿病なんです。」と仰ってました。
で、そのコメントの後に、何処だか忘れましたが、病院と医者が出てきまして、その医者が、「糖尿病で食べていけないものは無いんです。」とコメントされてました。
「え?」
思わず、またケッタイな民間療法でも取り上げるんかいなと、TVの前に座りなおして見ていると、話が続きまして、「食事をバランスよく食べれば、炭水化物を摂っても大丈夫です。」みたいな内容の話をされていました。
んで、そのコメンテーターの方、「だから私は、月に5枚なら焼肉食べられるんです。」って、嬉しそうに仰って、インスリンを注射して、焼肉を食べておられました。
一瞬、わが目とわが耳を疑いましたね。
そのコメンテーターの方の症状は全然分かりませんし、1型糖尿病なのか、2型糖尿病なのかもわかりません。
けど、「バランス良く食べれば何を食べてもいい」って話にはならんと思うのですが…。
タレは別としても、焼肉食べに行って、ご飯食べずに肉と野菜だけ食べる分には、いわゆる「バランスの良い炭水化物中心の食事」をするより、全然血糖値は上がりません。
嗚呼、それなのにそれなのに…。
以前に、こんなブログを書きました。
『今日、江部康二先生のところに所用で伺いますと、糖尿病専門医の方が来られてました。お二人が話されているのを横でお聞きしてると、今の糖尿病治療がいかにお粗末なのか、唖然としました。
来られてたDrは、従来の糖尿病治療に疑問をもたれ、江部康二先生を訪ねて来られたのですが、糖尿病専門医で『糖質制限』を理解してくださり、且つ、自分の診療で実践したいと仰る方はまずいません。
聞いた話を全部書けないですが、一番印象に残ったのは、今の糖尿病治療は、わざわざ血糖値を上げる食事を患者にさせといて、血糖値が上がったといって血糖降下剤を飲ませる矛盾だらけのことをやっているといった話でした。
三食炭水化物を食べさせた上、食後に1単位(80キロカロリー)くらいのデザートを出しといて、今日は血糖値が高いねーなんて話をしているそうです。
当たり前やんけ
今日来られていたDrは、まだ若い方でした。根拠のない常識にとらわれず、物事に疑問を感じることのできる感性をお持ちだとお見受けしました。
このようなDrが増えれば、きっと日本の糖尿病治療は変わると思うのですが。』
私は医者ではありませんし、もちろん医学を学んだわけでも臨床経験があるわけでもありません。
けど、「糖質制限」の理論的根拠、生理学的根拠は疑いようがないことは、充分以上に理解できます。
皆さんはこの話、どう思われますか?