糖質制限と食料事情3
- 糖質制限
テンプレート変えてみたのですが、早速、コメントいただきました。なかなか好評頂けたみたいです。
今朝、江部康二先生が診療所に行かれる前にこちらに寄られたのですが、「テンプレート変えたね。」と笑っておられました。
次はどんなのにしようか思案中の、あらてつです。
さて、昨日の続きです。
以前に読んだ本には、人口が増えた契機となったのは、近代に入り工業化が急速に進んだからだ、と書いてありました。
うろ覚えなのですが、要約します。
「当時の工業は、今みたいにオートメーション化されたわけではないので、多くの労働力が必要だった。また、工場生産は農業と違い、資源と労働力を投入すればいくらでも生産量を増やすことができた。よって、当時、近代化に突き進んでいた先進国では、労働力として軒並み人口が増加した。」
最初に読んだとき、はぁ~、なるほどと思いましたが、ちょっち疑問が…。
急激に人口が増えたら、増えた人口を養うために食料が必要になってきますよね。
工場はすぐに作れますが、作物はそういうわけには行きません。
コメだって麦だって、年に5回も6回も取れるわけでなし、その他の食料だって同じですよね。
人口の増加に対応するくらいのスピードで、食料も生産されていったのでしょうか?作地面積も拡大されたのでしょうか?農業に従事者数は増えたのでしょうか?
同じ本に、農村部から都市部への労働力の流出がおこり、各地で貧困が社会問題となったと書いてあったのですが、これなら、爆発的に増えた人口を養えるだけの農業生産を支える、生産者人口が足りませんよね…。
工業化が進んだ結果、人口が増えたというのは、なんだか無理があるような…。
何で人口が急激に増えたのか、根拠をご存知の方、教えて下さい。
何だか話が本筋からズレましたね。元に戻します。
街のくまさんからのコメントでありました、
「最低限の生命維持を動物性食物に依存した場合は、農耕と比較して作付け面積は8倍以上必要だそうです。また水分も数倍必要とするらしいです。」
食肉用の牛ですが、和牛で出荷時の体重が約680kgだそうです。
この牛を育てるのに、1kgあたり約10kgの飼料が必要らしいんです。
ちゅーことはですね、680kgの成牛にするためには、680×10で6800kgの飼料が必要となってくるわけです。これだけの飼料を栽培するのに、約0.8haの作付け面積が必要だそうです。
あと、牛を育てるのに必要とされる水の量なんですが、1kgあたり約21tらしいです。
これは、牛が飲む水の量だけではなくて、エサとなる飼料を育てるのに水が必要とされるからです。
これらを含めて考えると、地球上の人類が動物性タンパクを主食としたら、おそらくあっと言う間に食料不足になってしまうことは目に見えてますよね…。