糖質制限の長期的予後、食生活の歴史から考えてみよう編
- 糖質制限
糖質制限の長期的予後の考察に戻りましょうね。
先日、とある雑誌に栄養士さんが書かれた記事が載っていました。
その中に
「ローカーボダイエットや某病院が行っているGIの低いものばかり食べる食事は、とても不自然です。」
なんて文章があり、最近よくある食生活バランスこま(?)を持ち出して、「食事はバランス良く摂りましょう。」と締めくくってありました。
う~ん
毎度のことながら思うのですが、バランスの根拠は何なんでしょう?
根拠をちゃんと示せよなー。
それに、GIの高いものを食べる食事が、『人間にとって自然』なんですかね~。
人類が日常的に糖質を摂るようになったのって、そんなに歴史があるわけではないですし、もっというなら、GIの高いもの摂るようになったのって、ほんとに極最近なんですけど…。
地球上に人類が現れたのが400万年前とされています。人類の400万年の歴史の中で、農耕が始まって、麦やらコメやら糖質を多く含む穀物を作るようになったのが約4~5千年前。
それまでは、木の実やら野草やら動物やら昆虫やら、要するに糖質のないもの、若しくはあってもGIの低いものを食べてたわけです。
つまり、400万-約4千年で、人類は339万6千年間、穀物などの糖質の多い食料を常食してなかったんですね。
ちなみに、日本で農耕が始まったのは弥生時代らしいですから、日本では大体2500年しか穀物を食べてないことになります。
しかも、ですわ。
コメやら麦やら栽培したとして、その当時、果たしてどれだけの人間がそれを食べられていたのか、疑問じゃないですか?
コメやら麦やらそんなええもん食べられたのは、支配階級だけやったと思うんですが…。
<つづく>