続×4、糖質制限の長期的予後は?
- 糖質制限
沖縄に住んでいる知人から、メールが着ました。
「沖縄はすっかり夏です。」
夕べから今朝にかけての京都の気温は、秋と同じだったそうです。そのうち体調崩すんではないかと、少々心配なあらてつです。
昨日の続きです。
「イヌイットの方は、魚食べてることにしたいみたい」ってとこで終わってましたね。
ところが、ですわ。
イヌイットの方達、それほど魚食べんとです。
それは何故か?
何故ならば、海が凍るから。凍って魚獲れんのですよ。
ですから、
「イヌイットに心疾患が少なかったのは、血液をサラサラにするDHAやEPAの多い魚をいっぱい食べていたからですよ、だから魚を食べましょうね。」
ちゅーのは、めっちゃこじつけであるのがわかりますね。
しかも、魚を食べましょーなんて文章に、アザラシ、クジラ、魚の摂取比率を書いてあるのは、見たことないですし…。
論調が途中で変わって、魚を食べましょうに結論が摩り替わるのは、どうかと思います。
早い話、魚、若しくはその加工品を売りたい企業なりの意向を汲んで書かれた文章ということです。
次によくあるのが、シールオイル。
何じゃそれ?と思われるでしょうが、アザラシの脂です。
最近、健康食品やサプリメントとして売ってます。
アザラシの脂にはDHAやEPAが含まれているので、血液をサラサラにします、血管障害を防ぎますなんて効能を謳って販売されています。
DHAやEPAが血液をサラサラにしたり、さまざまな病気を予防する効果があるとのことは、いろんな研究結果があるのですが、私は詳しく知らないので否定しません。
が、
2006年1月25日のJAMA(ジャーナル オブ アメリカン メディカル アソシエーション。アメリカで最も権威のある医学・医療雑誌)に「オメガ3脂肪酸が、がんのリスクを減少させるという強力なエビデンスは見つからなかった」との記事が載りました。(DHAやEPAは、オメガ3脂肪酸に分類される脂肪酸である、とゆうのは以前書きました、よね…。)
<つづく>