新潟県中越沖地震に思うこと
- おかしいと思うこと
今回は、糖質制限食とは何の関係もないのですが、何か釈然とせんもんがあるのでそのことを書きます。糖尿病や糖質制限食のことでいつもこのブログに来て下さる皆さん、ちょっとだけお付き合い下さい。
今回の新潟県中越沖地震、多くの方が被災され亡くなられた方もおられます。やっと電気が復旧したそうですが、未だガスや水道が使えず、避難所で不自由を強いられている方がたくさんおられます。
そんな中、自動車メーカーに部品を供給している工場が、被害を受けて操業が止まり、各自動車メーカーの生産ラインがストップしているとニュース番組でやっていました。
で、昨夜のニュースで、各自動車メーカーがそれぞれ社員を現地に派遣して、その工場の復旧作業を手伝っているとのこと。
またんかい。
工場の復旧が先か?
被災した人の支援が先ちゃうんか?
被災した人達、それぞれのメーカーのユーザーやろ?
なんでそっちを先に助けん?
大手コンビニ会社、地震などの災害時には、率先して食料支援を行うと聞きました。現に、阪神大震災の時など、無償で食料支援してたコンビ二もありました。
工場の復旧に社員を派遣した某国内最大自動車メーカー、過去最高の経常利益出したと以前報道されてました。
自社の利益のためには社員を派遣できても、被災者を助けるためには社員を派遣出来ないみたいです。
ちなみに、そのメーカーのホームページにこんなんありました。
「7月19日、社会福祉法人新潟県中央共同募金会に対し、2,000万円の義援金を寄付を決定」
28兆も売り上げ出しといて、2000万の寄付か?
しかも、地震が起こったん16日やぞ。
さすが、『顧客の利益よりも自社の利益を最優先とする企業姿勢』と言われるだけのことはありますね。
このメーカーに限ったことではないですが、地震が起こって真っ先に支援を決定したなんて話、ついぞ聞きません。
ノーブレス・オブラージュと言う言葉があります。
直訳すると「高貴な者の社会的責任」ですが、欧米においては「富める者がその富を社会のために使い、その結果、社会全体を良くしていく」、すなわち、「富める者の社会的責任」といった意味で使われています。
以前、どこぞの民放の番組で、セレブが身に付けなければならないマナーなんて紹介されてましたが、そんなもんとは全然違います。
誰かに車を売って儲けてているのが自動車会社で、その車を買ってくれた誰かが被災したわけでしょう。
地震が起こって被災状況が分かった時点で、すぐにでも食料なり支援物資を持った社員を現地に派遣していれば、そのメーカーの社会的評価は一気に上がったでしょうに。
どうやら日本の自動車メーカーには、社会に利益を還元するなんて考えはないみたいですね。