続々糖尿病と糖質制限 アブラってどうやって作られてるの編
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夏になると“さんぴん茶”の消費量がうなぎのぼりの、あらてつです。
私の勤める京都高雄倶楽部に新入社員がやってきました。
昨日は、彼の机やらパソコンやらを運び込んで、ついでに、ここ5年はまともに掃除などされていないであろう仕事部屋を、朝から大掃除しました。
ワンダーゾーンと化していた本棚や資料棚も整理、梱包資材やらダンボールが散乱していた床も、すっかり綺麗に片付きました。
ここまでやると、緑が欲しくなるなと、
とか
こんなんまで
なんだか話があっちこっち飛んだので整理します。
まず、原料からアブラが搾られる過程ですが、
・アブラは、本来なら原料を“ぎゅ”っと搾って(圧搾といいます)作られていた。
・ところが、大量生産するために化学溶剤(ノルマンヘキサン)を使って搾られるようになった。
搾ったアブラを精製する過程はといいますと
・熱に弱いはずのアブラを高温(240~270度)にし、さまざまな薬剤を加えて精製。
精製したアブラを商品化するにあたり
・触媒を使った「水素添加」を行って、無理やり酸化しにくく日持ちするように加工。
その結果、油本来の風味も味も色も栄養もない、且つ、光に当てようが酸化しにくく賞味期限の長い「食用油」として店頭に並ぶわけです。
ちなみに、「水素添加」の触媒にナニを使うか皆さんご存知ですか?
ニッケルを使うんですよ。
ニッケルですよニッケル。]
ニッケルゆうたら金属でっせ、金属。
ここまでよむと、まるで“鉄腕アトム”を生み出すような工程でアブラが作られてるのがお分かりいただけたのではないでしょうか。
アトムは「科学の子」 ですが、今売られているアブラの大半は、さしずめ「化学の子」ですね。
アトムはロボットで食べものじゃないですし、我々の健康に害を与えません。
しかし、アブラは私達が日常口にする“食品”です。こんな過程で作られたアブラが、体に良いとはとても思えないのは私だけでは無いはず。
たなさん、以上のような理由があるので、オリーブオイルを買われる時は、昔ながらの“ぎゅ”っと搾った『エクストラバージンオイル』を選んで下さいね。
前にも書きましたが、オリーブオイル以外も、出来るだけ『圧搾』されたものを選んで頂いた方が良いです。
幸い、インターネットの普及やら健康志向の上昇などで、昔ながらの圧搾で丁寧にアブラを作っておられる小さなメーカーさんの商品が手に入りやすくなりました。
みすみす、利潤の追求だけに走って、消費者の体のことなどまったく考えない大手メーカーを儲けさせることはありません。
って、ここでオチがついてまとまりそうなこの話ですが、さにあらず。
もっと恐い話が残っておりました。
そう、トランス脂肪酸とマーガリンについてです。
次回は必ずこのお話をば。