続、糖尿病と糖質制限 アブラってどうやって作られてるの編
- 糖質制限
最近、ごはんこんにゃくの注文申し込みが増えてご機嫌なあらてつです。
京都西院ボクシングジム会長さんが、ブログで紹介して下さいまして、その反響も大きいと思われます。
会長、ありがとうございました。
さてさて、前回までに、アブラは「生もの」からできてます、だから空気に触れたり光に当たれば酸化もするし傷みもします、加えて、熱にさらされると変質しますってとこまでお話しましたが、ここで疑問がわきませんか?
この、「空気に触れたり光に当たれば酸化する」アブラですが、スーパーなどに行きますと、フツーに蛍光灯の下に並べてありますよね。店によっては、日の光が差し込むような所に置いてあったりします。
しかも、半透明なプラボトルならまだ分からんでもないですが、透明なビンに入って売られているのも多いですよね。
これってなんか変だと思いませんか?
アブラは、まさか真空状態の暗闇の中で作るわけではないので、ある程度は光や酸素に触れますし、その分、少しは酸化しています。これは、地球上でアブラを作る限り仕方ないことです。
が、
光は、酸素よりもより早いスピードでアブラを酸化させます。
店頭に透明なガラスびんに入れられて販売されていたり、光の当たるところに並べられていれば、それだけ酸化が進むはずなのに、傷んだりする様子がないですし、賞味期限もえらい長いです。
本来、傷みやすい「生もの」であるアブラ、その中でも特に傷みやすい「リノール酸」や「α―リノレン酸」などを含む「不飽和脂肪酸」が光にさらされても傷まないのは何故か?
ちょっとややこしい話をします。
不飽和脂肪酸の「不飽和」ですが何が不飽和なのかといいますと、脂肪を構成する3つの元素である炭素・水素・酸素の結合が安定せず、水素が不飽和になっている部分があるからそう呼ぶらしい(済みません、化学は苦手です。間違っていたら、どなたか詳しい方ご教授ください。)です。
で、それゆえに不飽和脂肪酸は不安定で、酸化・変質しやすいそうなんですが、食品会社はここでも考えました。「どないしたら安定して酸化しにくくなるやろか」と。
これまた編み出された必殺ワザが、前々回(やったっけ?)ちらっと出てきた「水素添加」です。
さらにややこしくなりますが、、この「水素添加」ちゅーのは、水素ガスを触媒を使ってアブラの中に注入して、無理やり水素を飽和させるという、ショッカーに拉致されてムリヤリ改造された本郷猛もマッツァオなアラワザです。
無理やり水素を注入されて飽和したアブラは、光や酸素にさらされても酸化しにくく傷みにくい、まるで仮面ライダーのようなアブラへ変化し、賞味期限が長くなるちゅーわけです。
ここまで書いて、私の頭も飽和してきたので、続きは次回に書きますねー。
(はるおとさん、なかなかマーガリンに行けずにごめんなさい)