糖尿病と糖質制限 アブラってどうやって作られてるの編
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- 糖質制限食とアブラについて
土曜日に、日曜分の記事を書いてタイマー公開にしていったのですが、その日のうちに勝手に公開されてました。
だからパソコン嫌いやねん。あらてつです。
さて、たなさんからコメント頂戴しました。
オリーブオイルは、普通のとエキストラバージンオイルとどちらが良いのでしょうか、とのご質問でした。
エキストラバージンオイルにしてください!迷わずエキストラバージンオイルにしてください!
って、違うの買ってしまわれたんですよねー。ちょっと遅かったです。次回から、エキストラバージンオイルにしましょうね。
で、その理由なんですが、ここで思い出して頂きたいのが、「アブラは熱を加えると変質する」です。
この「変質」ですが、2つの「変質」がありまして、一つは「酸化」してしまうことと、もう一つは、文字通り、違う脂肪酸に「変わってしまう」ことを指します。
前回、エキストラバージンオイルは、ジュースのように搾って作られたオイルだと説明しました。
本来、アブラは、菜種だろーがゴマだろーが紅花だろーが、エキストラバージンオイルのように「ぎゅ」っと搾って作るのが当たり前だったんです。
ところが、です。
大手の食料メーカーさん、コストを下げて大量生産しようとすると、「いちいち丁寧に搾ってられるか!」と考えたのでしょうか、短時間で効率的にアブラを抽出する方法を編み出しました。
それは、加熱して化学溶剤を加える「溶剤抽出法」です。
え?と思われた方、多いのではないでしょうか?なんで油搾るのに化学溶剤がいるのん?と。私も初めてこの話しを聞いた時、そう思いました。
コストを下げて、安く大量にアブラを搾るには、どうすればいいかと頭を捻ったメーカさん、まず、原料からいかに無駄なく脂肪分を搾り出すかを考え、思いついたのが化学溶剤を使って脂肪分を溶かしだすことでした。こうして搾り出したアブラを、高温で精製したし商品化したものが、一般的に売られているアブラなんです。
この、「化学溶剤を使って高温で精製する」過程でアブラは「変質」します。
それが、「トランス脂肪酸」です。
<つづく>