続々糖質制限とアブラについて
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最近、曜日と日にちの感覚が無くなってきた、あらてつです。
なんだか話が飛んでばかりで、アブラの話をどこまで書いたか分からなくなってきました。
動物性脂肪(飽和脂肪酸)は、今まで言われていたほど悪者じゃないよってとこまででしたね、確か…。
では今回は、不飽和脂肪酸の話をしていきましょう。
不飽和脂肪酸には、一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸なんてのがありますって最初に書きました。
一価不飽和脂肪酸って書かれてもなんのこっちゃ分からんと思いますが、オレイン酸と言えば、オリーブオイルの主成分なので「ああっ」と思われる方も多いのではないでしょうか。
最近、心臓病やガンの発病を抑えるなどと言われて注目されています。オリーブオイルをたっぷり食べるギリシャの方たちに、心臓疾患が少ないところから研究されだしたそうです。
オリーブオイル以外には、菜種油や紅花油などが一価不飽和脂肪酸です。
多価不飽和脂肪酸は、コーン油や紅花油、ひまわり油などに含まれており、「リノール酸」もこの多価不飽和脂肪酸の一種と言えば、これまた「ああっ」となると思います。
一時期、というか今もそうですけど、「リノール酸は悪玉コレステロールのLDLを下げるので体にいいですよ」なんて盛んに言われてます。
これまた、うっそぴょーん。
確かに、リノール酸は人体で作り出すことが出来ないので、外から摂らなきゃだめなんです。
しかし、ですわ。
LDLが悪玉コレステロールじゃないのは言うに及ばず、江部康二先生によりますと、リノール酸の1日摂取量は1gで良いそうなんですが、今の日本人の食生活では、平均して1日20g近くと摂りすぎになっているそうです。
で、摂りすぎるとどうなるかと言いますと、アレルギー疾患や動脈硬化を引き起こすというのですから、これまた『思いこみって怖いのね~』となるんですね。
その他の多価不飽和脂肪酸には、紫蘇油やエゴマ油に含まれる、αーリノレン酸があります。
こいつも体の中で作れないため不足しがちなんですが、熱や光に弱く長時間空気に触れてもダメという、『深窓の令嬢』みたいなアブラなんです。
積極的に摂った方がいいですが、扱いが難しいのがネックですね。
次回のアブラのお話は、マーガリンの恐怖!の予定です。