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糖尿病と糖質制限 アブラのウソ編

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  • 糖質制限食とアブラについて

昨日、あまりのしんどさに手足を伸ばしてお湯に浸かりたいと思い、風呂屋に行ってきました。あらてつです。

しかーし、一言いいたい。

湯船にタオルを浸けるなバカタレが!(武田鉄矢風に)

ハイ、気を取り直していきましょう。

今回は、「アブラの誤解と勘違いについて」編です。

以前、糖質制限について、

「成人病や糖尿病が増えたのは、食の西洋化のせいだ、バター100gとお米100gなら、どっちが体に悪いか分かりそうなもんだ。」

なんて書いてあるのを見つけました。

おそらく、これを書いた方の頭の中には、「アブラを食べると血液がドロドロになりますよ」とか「アブラを食べるとコレステロールが高くなりますよ」なんて「アブラ=悪者」公式が刷り込まれているんだと思います。

根拠は?

この「アブラ=悪者」公式の根拠はどこにあんの?

ほんまに血液がドロドロになってコレステロールあがんの?

ほんまにアブラが体に悪いのか、「アブラ=悪者」の誤解と勘違いと思い込みを、順番に解いていきませう。

さて、アブラの主成分は『脂肪酸』と呼ばれておりまして、その中でよく耳にするのが、『飽和脂肪酸』と『不飽和脂肪酸』。この二つは、皆さんもご存知なのではないでしょうか。

もうちょい細かくいきますと、『不飽和脂肪酸』は『一価不飽和脂肪酸』 『多可不飽和脂肪酸』に分けられます。

で、まずは『飽和脂肪酸』からいきます。

よく、「飽和脂肪酸は、牛肉や豚肉、バターや牛乳など、動物性脂肪に多く含まれています。」なんてあります。

うっそぴょーん

植物性脂肪にも含まれております、ハイ。

例えば、身近なとこではマーガリンやショートニング、あまり一般的ではないですが、ココナツオイルや綿実油にも含まれてます。

あ、料理やらお菓子に興味ない方のため、ショートニングってなに?の説明しときますね。ショートニングは、植物性の油脂で、ケーキやらパン焼いたりする時につかうと、“パリッ”と仕上がるので入れたりします。マーガリンから水分抜いたような感じです。

もとい。

「飽和脂肪酸は血液をドロドロにしてコレステロールを増やすから、バターは体に悪いんです。だから私はマーガリンを食べてます。」なんてそこのアナタ!

そのリクツで言うなら、マーガリンも一緒です。

それに加えて、また後で説明しますが、マーガリンは『トランス脂肪酸』のカタマリです。

『トランス脂肪酸』は欧米ではどんどん規制、禁止の対象になってます。

体に良いどころか、毒食ってんのと一緒です。

これで、 “根拠のない思い込み”の怖さが一つ分かって頂けたと思います。

次回は、ほんまに『飽和脂肪酸は血液をドロドロにしてコレステロールを増やす』のか書きますねー。

 

<つづく>

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