糖質制限と糖尿病 ラカント使ってええの?編
- 糖尿病
【ふじ】
日本で最も一般的に栽培されているりんごで、国光とデリシャスを交配させて出来ました。世界的にも最も生産量が多く、北アメリカ・オーストラリアなどでも栽培されています。
そうそう、ふじって歯ごたえあって甘いねん
って、なんでや。
りんごの話ちゃうちゅーねん。
済みません、関西人なもんで、ついボケてしまいました。あらてつです。
ラカントの話でしたね。
炭水化物は、食物繊維と糖質を合わせたものですってとこまで話をしました。
そこで疑問が出てくるはず。
「じゃあ、ラカントに含まれている糖質って何?それは食べていいの?」
食べてもかまいません。
ラカントの糖質は、エリスリトールという糖アルコールの一種です。
一口に糖質と言っても、色々な種類があります。例えば、砂糖も糖質ですしデンプンも糖質の仲間
です。
もうチョイ詳しく書きますと、糖質は、単糖類・二糖類・多糖類と分類されまして、ブドウ糖や果糖などが単糖類、ショ糖や乳糖など単糖類が2つ合わさったものが二糖類、3つ以上ひっついたものが多糖類と呼ばれます。上記のでんぷんやグリコーゲンは多糖類に入ります。
ちなみに、よく脳や筋肉の唯一のエネルギー源は糖質です、なんて書いてありますが、うっそぴょーんなので信じないように。(江部康二先生、4月23、24日ブログ参照)
で、ラカントの糖質であるエリスリトールは何かいなと言いますと、糖アルコールと分類される多糖類であり、果実やキノコ、ワイン、清酒、醤油、味噌などの発酵食品に多く含まれている天然の糖質です。製品化されたものは、ブドウ糖を酵母で発酵させて作られています。
摂取したエリスリトールは、ほとんどが小腸で吸収されますが、消化吸収されずに90%以上がそのままの形で尿中に排泄されます。
要するに、消化吸収されないのでカロリーにならないわけで、謳い文句である“カロリーゼロの甘味料”はここからきています。
ここでまたまた疑問が
「糖質制限はカロリー制限とは違うはず。なのに、何故カロリーゼロのラカントがいいの?」
糖質制限的にどう良いかといいますと、
ラカントの主成分はエリスリトールという糖質→糖質だが消化吸収されない→消化吸収されないので食べても血糖値が上がらない→だから問題なし
となります。
カロリーゼロだからいいのではなくて、糖として吸収されないので血糖値を上げないので、ラカント(エリスリトール)は糖質制限でも食べて良い甘味料となっているのです。
だいぶ簡単にまとめましたが、わかっていただけましたでしょうか?