糖尿病と糖質制限 知らされてこなかったこと編
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窓の外から「六甲おろし」が聞こえてきます。
昨日、阪神タイガースは勝ったのでしょうか、あらてつです。
さてさて、カロリー制限食と糖質制限の違い、バランスの良い食事の根拠ってなに?なんて話を書いてきましたが、これで、日本で行われている糖尿病治療がなんかおかしいというのが、なんとなく分かって頂けたのではないでしょうか。
おかしいだけじゃなく、患者さんに知らされてない事実があまりに多いことに愕然とします。
糖質が血糖値を上げるなんて単純な話もそうです。
日本じゃ説明しないみたいですが、アメリカだと、このことを糖尿病の患者さんにちゃんと説明するそうですよ。
知らされてない、説明されてないことついでに、GIについても簡単に。
これも何度か書いてますが、よく、「糖尿病の方はGIの低いものを食べましょう」 「これは、GIが低いから糖尿病の方にも安心です」なんてありますが、
うそ言ってぇー。
GIが低くても血糖値が上がらないのは、健康な人だけ。糖尿病の方は、GIが低くても血糖値は上がります。
玄米はGI50で低い部類に入りますが、ある程度糖尿病の症状が進行した方が食べると、食後血糖が一気に上がります。
私は、このことを知っていた、聞いたことがあるとおっしゃる糖尿病患者さんに会ったことありません。まあ、治療する側も、知っていたのか知らなかったのかは分かりませんが。
あと、日本の検診では空腹時血糖を計って糖尿病かどうかチェックしますが、空腹時血糖が基準値を超えていたら、もう手遅れなんですね。
通常、食後高血糖が数年間続いたあと、空腹時血糖が上がります。要するに、空腹時血糖が基準値以下で安心していると、安心している数年の間に症状は徐々に進行していき、糖尿病の発症を見逃してしまいます。
気になる方は、食後血糖を計ってもらってくださいね。
それから、「血糖値が上がるとなんであかんのか」なんて話も、説明を聞かされてない方が多いのにびっくりしました。
次回は、この話を書いていきます。