糖尿病と糖質制限 おさらい編(長くなりそう)
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ぼくがニンジンを嫌いなんじゃない、ニンジンがぼくを嫌ってるんだ。
今日も朝から意味不明、あらてつです。
さて、昨日はカロリー制限食と糖質制限の違いをざっくり説明致しました。カロリー制限続けていても、血糖値は下りませんよーなんてお話と。
最近このブログを読まれた方の中には、「糖質制限」についてまだ半信半疑の方もおられると思うので、5月9日の私のブログにて書いた知人の話を再掲します。
『私の知人に30代後半でⅡ型糖尿病を発症された方がおられます。この方、日本酒が大好きで、毎日一升以上飲まれていたそうです。
日本酒は糖質が高いですから、飲むたびに膵臓はフル稼働しますよね。しかも毎日。
糖尿病の宣告を医者からされた時、愕然としたそうです。
しかし、この方のえらい(失礼な言い方ですが)ところは、いっさい酒をやめて、医者の言いつけ通りに食事制限されたところです。
奥様も大変やったと思いますが、きっちりカロリーを計算した食事を、毎日毎日続けられました。糖尿病は治ると信じて。
最初のうちは、カロリー制限の食事で数値も安定していました。けれど、年月が経つに連れ、血糖値が上がりだし、1600だったカロリーが1400になり、次は1200になりと、数値が安定しない→カロリーは減る、の繰り返しになっていきました。
今、その方は60代後半ですが、糖尿病性腎症で人工透析を受けられてます。あれだけ厳格に食事制限してきたにも関わらずです。
何度も繰り返しこのブログで書いてきましたが、血糖値を上げるのは糖質です。
カロリーではありません。
カロリーを制限しても糖質を食べている限り、血糖値は上がります。』
この方の話が、ほんの1例にしか過ぎないのは、昨日書いた糖尿病による合併症の発症者数、死亡者数を見れば明らかだと思います。
糖尿病で合併症に至った方、亡くなった方の全員が、食事制限を守らなかったとは私には思えません。
みなまで書きませんが、これが日本の糖尿病治療の現状です。
ちょこちょこのつもりが、どんどん長くなっていきました。
他にも書きたい話題があるので、間に違う話を入れながら、「糖質制限ってバランス悪いやん、腎臓に悪いんちゃうのん」なんて疑問やら、「なんで血糖値が上がるとダメなのか」「糖質と炭水化物の違いは?」なんて話を書いていきますね。