始めてみよう糖質制限 体調良くなったよ編
- 糖質制限
- 糖質制限食入門編
幸せと商店街の当たりくじは私の前を素通りして行きます。あらてつです。
前回の続きですが、体重以外に良かった点は、「糖質制限をしてから体調が良い」ことです。
この「体調」ですが、あくまで私の感覚的なもので、理屈で説明しにくいのですが、私は、『千の持病を持つ男』の異名を取るくらい、病院のお世話になっておりました。
国保料が引き上げられたのは、私の所為かもと思ったくらいです。
しかーし、糖質制限を始めてこの三年、薬を出してもらう回数が極端に減りましたねー。
以前は、それこそしょっちゅう風邪ひいたりしてたのですが、それもありませんし。
私が国保を使わなくなっても、相変わらず財政は厳しいみたいなんで、引き上げの原因は他にあることがわかりましたが、『健康』になった理由が分からなかったんです。
ここで江部康二先生から“スパイク理論”を聞いて納得がいきました。
グルコース・スパイクという言葉があります。簡単に説明いたしますと、空腹時の血糖値と食後血糖値の差のことをいいます。
糖尿病の方の場合、例えば、空腹時が130だとして、糖質を食べて食後血糖が230 mg/dl まで上がったとします。
するとこの差が100 mg/dlで、大きなスパイクになってしまいます。
これが症状の重い方で食後血糖値が400 mg/dlなんて数字になると、とんでもないスパイクが起こってることになります。
このスパイクの差が大きければ大きい程、即座に血管の内側をぼろぼろにしてしまうんですね。
糖尿病の方以外でも、糖質を取ることによって血糖値は上がりますから、小さいながらも空腹時と食後血糖値に差ができます。
この“ミニスパイク”が代謝を乱し、糖尿病を含めさまざまな現代病を引き起こしている、というのが江部康二先生の仰るところの、“スパイク理論”です。
特に現代人は、三食糖質タップリの食事にこれまた糖質てんこもりのおやつにと、1日中血管の中で“ミニスパイク”が起きています。
こんなことは、人類400万年の歴史の中で経験したことのない異常事態ですよね。
そら、体おかしなんのも当たり前やわな。
糖質制限食を行うと、糖質を食べませんからもちろん血糖値は上昇しませんし、“ミニスパイク”も起こりません。代謝も安定するので体調も良くなるというわけです。
昔から体に良いと言われている食事は、このスパイクが起きにくい食事だったりするんです。
先人の知恵とはすごいもんだなと関心したところで、次回に続きます。