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糖質制限について書いてみます

  • 糖尿病

冬眠するクマの気持ちが良く分かる、あらてつです。

これまで糖質制限や糖尿病に関してブログを書いていて、糖質制限について具体的に書いていないことに気がつきました。

というわけで、今回は糖質制限の具体的な説明をば。

糖質制限を簡単に言いますと、主食を食べない代わりに肉・魚・野菜などのおかずばかりを食べる食事方法です。

三大栄養素と呼ばれている、糖質・タンパク質・脂質の中で、唯一、血糖値を上げるのが糖質です。

血糖値が上がるとインスリンが分泌され、筋肉などで糖分を利用させますが、余った血糖は中性脂肪に変換されて体脂肪として蓄積されていきます。インスリンが、別名肥満ホルモンと呼ばれているのはこのためです。

また、糖尿病の方は、インスリンの作用不足のため、血糖をうまく利用できず血糖値が上がったままになります。血糖値が200を超えますと、即座に血管の内側の壁に損傷を与えてしまいます。このことが糖尿病の合併症が起こる原因となっています。

現在、私たちが主食としているご飯やパンには、デンプンが多く含まれています。このデンプンや砂糖などの炭水化物、すなわち糖質を徹底して減らし、インスリンの分泌や血糖の上昇を抑えようというのが糖質制限の狙いです。(ちなみに、糖質と消化されない食物繊維を合わせたものを、炭水化物と呼びます。)

ですから、主食やその他いも類など、糖質の多い食品をなるべく避けて食事をしていただこうというわけです。その代わり、糖質(炭水化物)の少ない食品に関しては、ほとんど制限はありません。肉や魚などのタンパク質や脂質の多い食品を食べてもかまいません。

調理方法についてもとくに制限はなく、炒め物や揚げ物などの油を使った料理も大丈夫です。

飲酒を禁止しないのも糖質制限の特徴です。日本酒やビールなどは糖質が高くダメですが、焼酎やウィスキーなどの蒸留酒であれば、糖質が含まれていませんので飲んでも問題ありません。(ただし、量は程ほどに…)

このように、糖質の高い食品以外は、ほとんど制限なく食べられるのが糖質制限です。カロリー制限もあまり厳しく行わないのも大きな特徴です。

なお、糖質制限は糖質の摂取量が少ないので、常に脂肪を燃やすエネルギーシステムが活性化しており、ダイエットにもおおいに役立ちます。

注意点ですが、現在、糖尿病で医師から血糖降下剤などの薬を処方されている方は、低血糖状態を引き起こす可能性があります。必ず医師と相談の上、糖質制限食を行って下さい。


また、腎機能の悪い方は高タンパクの食事は良くないので、糖質制限は適しておりません。

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