糖質制限と糖尿病食について考えてみました…2
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花粉症に苦しむ周囲をよそ目に、漢方で乗り切ったあらてつです。
今日は、昨日の続きです。
それに、タンパク質や脂質の量が多いって、相対的に見ればそりゃそうですよね。ごはん(主食)が無いですから。
わかりやすく言えば、さんま塩焼き定食のご飯有りとご飯抜きを比べると、定食に占めるタンパク質と脂質の割合は、ご飯抜きの方が高くなります。けど、食べるおかずの量はかわりませんよね。
確かに、主食を抜いた分を肉や脂分で補うとタンパク質や脂質の量は増えます。が、その分野菜で補えば問題ないと思うのですが。
私が糖質制限を実践するようになって、糖尿病とその治療法について曲りなりにも勉強しだすと、今現在日本で行われている糖尿病の治療食って、なんかおかしいのとちゃうのん?と疑問が出てくるわけです。
三大栄養素と呼ばれる、糖質・タンパク質・脂質の中で、食べて血糖値を上げてしまうのは、糖質だけなんですね。
これは、どっかの学者の学説とか、学会で発表された新説とかじゃなくて、生理学的な事実です。
例えば、糖尿病の人が牛ステーキ300グラム食べても血糖値は180mg/dlを超えませんが、食パン1.2枚食べると、血糖値は200~300mg/dlを確実に超えます。
カロリーが血糖値を上げると根拠もないのに思い込んでる人には、にわかに信じられない話ですが、歴然とした事実ですし、糖尿病専門医の方も著書で述べておられました。
ところが、従来の糖尿病食では、カロリーやら味付けを制限するだけで血糖値を上昇させる原因の糖質は制限していません。これっておかしいのとちゃうん?と思うのは、わたしだけ~?(だいだひかる風に)
だって、カロリーが血糖を上げるわけじゃないのは、明らかだと思うのですが…。
この話を知り合いの管理栄養士にしてみたら、それでは栄養バランスがなんて言い出すんですが、バランスの根拠について聞いても納得いく答えが返ってこないですし、バランスとやらを取るために食べる度に血糖値を上昇させてたら、治療食の意味がないんじゃないでしょうか。
ちなみに、なんで血糖が上がるといけないのかと言うと、血糖値が200mg/dlを超えると、即座に血管の内側の壁に損傷を与えてしまうんですね。
すると、細かい血管ほど損傷されやすいので、足の先や腎臓や網膜に傷害を与えます。このことが糖尿病の合併症が起こる原因となっています。