人間と動物の違いは理性だと言いますが、野生の動物は生きていくのに必要な量以上食べません。
- 糖質制限
馴染みのカフェで、コーヒー飲んでた時のお話。
私の後ろの席の女性、日替わりランチを食べていたようですが、ご飯を半分残して帰って行きました。
世の中の行為で何が嫌いって、食べ物を残すことほど嫌いなことはありません。
食べれへんねやったら、最初からご飯少なめにって言うたらええやん。
オマエが残したその一口を食べられんで死んでいく子どもが、世界中にどれだけいると思っとんねん。
この手合は、軽蔑の対象以外の何物でもない、あらてつです。
まあ、何とも思ってないから平気で残すんでしょうけどね。
朝から怒ってますが、気持ちを切り替えて今日の話題。
前回のお話の続きです。
食べ過ぎというのは、要するに、お腹が空いてないのに食べれば食べ過ぎ、必要以上に食べたら食べ過ぎ。
つまりは、体を維持するのに必要以上に食べるのは、食べ過ぎと呼んでいいのではないかなと思います。
増々分からんと思うので、具体例を上げてみましょう。
例えばスポーツ選手。
摂取カロリーが多いことで知られるシンクロの選手の方々。
1日の食事のカロリーは、なんと5000~7000kcalもあるそうです。
ですが、ほとんど練習で消費されますし、余分な脂肪はついていません。
というか、これくらい食べないと練習量が多くて痩せてしまうらしいです。
この場合だと、いくら食べても食べ過ぎとは言えないですよね。
逆にプロ野球の選手で、ボテボテのお腹してるのがいるじゃないですか。
体重が武器になる相撲取りじゃないんだから、もうちょい締めろよと。
正直、スポーツ選手としてどうかと思います。
こんな風に、明らかに余分な脂肪が体に付くまで食べていれば、食べ過ぎと言っていいでしょう。
身近な例(?)だと、以前に豚バラ肉を一回で500g食べてしまうなんてご相談頂いたことがありますが、これなんかも明らかに食べ過ぎです。
豚バラ肉500gって、一般的な生活で一般的な運動量なら、食べる必要のない量ですよね。
「ほな、痩せの大食いはどうやねん。ギャル曽根なんか、あんなけ食うとっても太ってへんぞ。あれは食い過ぎ言わんのか?」
なんて声が聞こえてきそうです。
が、これなんかはもう、さっき書いた、
「必要以上に食べたら食べ過ぎ」
以外の何物でもないでしょう。
だってね、普通に考えて、あの体でフツーに日常生活送ってて、あれだけの量の食料は必要ないですよ。
まあ、ギャル曽根さんは極端な例かもですが、いくら食べても太らないからといって際限なく食べたり常に満腹を求めるのは、人として何か違う気がします。
ついでに言えば、テレビでよくやってる「大食い番組」も、人として如何なものかと思います。
私にとって軽蔑の対象以外のなにものでもありません。
という訳で。
食べ過ぎに具体的な定義はありませんが、生きる上で必要以上に食べていれば、それはもう食べ過ぎと言ってもいいと思います。
人間と動物の違いは理性だと言いますが、野生の動物は生きていくのに必要な量以上食べません。
理性のある人間の方が抑制が効かないってのはどうかと思いますねぇ…。