血糖コントロールのための糖質摂取量
- 糖質制限
学校が長期休みに入ると、朝の通勤路がガラガラになりますよね。
今も夏休み中で、いつもならかなり混み合ってる時間帯でも、人も車も驚く程少ないです。
通勤路に小学校と中学校と高校があるので、生徒達が夏休みで居ないのは理解できます。
ですが、通勤してる人と車が少ないのは何故?
小中高校生が休みだと、会社も休みなんですか?
渋滞の原因になっていた車は何処に消えた?
実は小中高校生が車で通学してたとか?
学校が長期休みになる度に、通勤してる人と車が減ることが理解できない、あらてつです。
どなたか原因をご存知でしたら教えてください…。
で。
話は全く変わりまして。
先週、糖質制限をするにあたり、具体的にどれくらいなら糖質を摂っていいのか、質問をいただきました。
糖質制限を始めたけど、何をどれくらい食べたら良いのか分からないと。
このテーマに関しては、これまで何度か書いているので、以前からお読み頂いている皆さんは御存知かと思いますが、復習がてらちょっとお付き合いくださいませ。
糖尿病の方の血糖コントロールを前提に書きますが、ダイエットで糖質制限に取り組まれる方も目安になると思います。
まず、
「具体的にどれくらいなら摂っていいのか?」
ですが、その前に。
そもそも論として、何で糖尿病になって血糖コントロールをしなきゃならないかと言いますと、高血糖が続くと様々な合併症に見舞われ死に至る可能性が高くなるから。
なので、
「私は人工透析になっても平気!」
とか、
「足を切断したって大丈夫!」
なんて方は、好きなだけ糖質食ってくれたら良いですし、とやかく言うつもりもございません。
ですが、こんな方以外は、合併症を防げる数値が血糖コントロールの目標になります。
それがこちら。
空腹時血糖値 優 80~110mg/dl未満
良 110~130mg/dl未満
食後2時間血糖値 優 80~140mg/dl未満
良 140~180mg/dl未満
HbA1c 優 6.2未満
良 5.5未満
アメリカのリチャード・バーンスタイン博士によりますと、個人差はありますが、
1gの糖質が、2型糖尿病患者の血糖値を3mg、1型糖尿病患者の血糖値を5mg上昇させます。
先程の目標値をこの数値で割ると、1回で食べていい糖質量が出てきます。
具体的に計算してみますね。
2型糖尿病の方で、空腹時の血糖値が100mg/dlだとします。
食後2時間の血糖値を、目標値の140mg/dlに抑えるためには、
140-100=40
で、40mg/dl が上昇の許容範囲となります。
すると、40mg/dl÷3gで約13g
この13gが一回の食事における糖質の摂取許容量となります。
とは云え、一回の食事の糖質を13g以下に抑えるのは、慣れないと難しいかと思うので、初めて糖質制限に取り組まれる方は、少し緩めの20g以下くらいを目安にして頂くと、食後血糖値が160mg/dl くらいに収まると思います。
<つづく>