ロカボやらカロリー制限で最初のうちは血糖をコントロールできていても、徐々にコントロールできなくなって症状が悪化する理由
- 糖質制限
先週くらいから、お客様より、当店のメルマガやTwitter、このブログを楽しく読んでますと、嬉しいお言葉を続けて頂戴しております。
本当にありがとうございます。
その中で、ドクターの方から、メルマガを楽しみにしているとありがたいメッセージと共に、
「糖質中毒の危険性を広めてください!」
とのご要望をいただきましたので、今回の連載(?)が終わったら、書かせていただきますね。
また、お客様でお世話になっているN澤ナースさんからは、「ライザップの低糖プリンで血糖測定をして欲しい」とリクエスト頂いたので、こちらも測定して結果をブログで発表させていただきます。
恐らくダダ上がりするでしょうけど(笑)
測定ついでに、他の“自称糖質制限”商品も測ってみようかと思う、あらてつです。
でも、上がると分かっててセンサー使うのもったいないんですよね(笑)
さて。
思った以上に回数を重ねてしまった
「糖質制限でフラフラになったり立ちくらみが起こる理由」
ですが、今回で最終回となります。
前回は
「でも、カロリー制限したら、数値が良くなりましたよ。」
に対して、
「そらそうです、食べる絶対量が減ったんですから」
で終わってました。
では、続きにいきます。
え〜、3秒考えてもらえば分かるのですが、カロリーを制限すれば絶対的な食事量が減ります。
すると、相対的に食事に含まれる糖質も減りますよね。
分かりやすいように例を挙げますと、お昼にステーキ定食を頼んだとします。
この定食を、おかずもごはんも半分だけ食べたとします。
すると、カロリーもご飯の量も半分になります。
ステーキは血糖値を上げませんから、食べるご飯を半分にすれば、全部食べてた頃に比べると、血糖値の上昇は半分で済みますよね。
これで、「カロリー制限で血糖値が下がった!」ってなってしまいます。
ところが、半分でもご飯は食べますから、糖質を摂取することに変わりありません。
含まれている糖質の分だけ血糖値は上がります。
ここで前回の「糖質を食べたら体の中で何が起こるか」を思い出してみてください。
血糖値が上がると、糖尿病を診断された状態で既に1/4死んでる疲れきった膵臓は、インスリンを出そうとまたまた頑張ってしまいます。
そうです、もうお分かりいただけましたよね。
糖尿病の症状が軽いうちは、半分の量の糖質をなんとか処理できますが、このような食事を繰り返していると、食べるたびにインスリンが分泌されてβ細胞の死滅に拍車をかけ、どんどん症状が悪化していきます。
カロリー制限で最初のうちは血糖をコントロールできていても、徐々にコントロールできなくなって症状が悪化するのは、こんな理由があるから。
そもそも、炭水化物(糖質)を食事の60%も摂取するカロリー制限で食後高血糖を防ぐなんて、生理学的にいってかなりの無理があります。
これは、糖質を40%以上摂るロカボでも一緒です。
糖質を40%も摂って、食後高血糖を防げるワケがありません。
という訳でひろみっちさん。
話が長くなった上にアチコチ飛んでしまいましたが、糖尿病になる順序や糖質制限の意義についてご理解いただけたのではないかと思います。
なので、糖質制限を続けられるのであれば、もっとタンパク質や脂質を食べる量を増やして摂取カロリーを上げ、逆に糖質の摂取量を減らしてみてください。
それで、恐らく立ちくらみは治まってくれると思います。
それでもダメでしたら、何か他に原因があるかもなので、主治医の方にご相談してみてくださいね。
ではでは。