マヨネーズはリノール酸なのか?
- 糖質制限
- 糖質制限食とアブラについて
これまで何度か書いて来た交通ボヤキネタ。
夜間の無灯火、ハイビーム、ウィンカーを出さない右折左折に進路変更なんか最早当たり前、右折レーンがあるにも関わらず、そこに入らず直進レーンでの右折待ち、その逆の右折レーンからの直進、何もないところでいきなり停車するなど、路上はワンダーランドと化しています。
そしてついに、最狂とも言える大馬鹿野郎な運転が現れました。
今朝の通勤路、私の前を走っていた土建屋さんと思しき軽の1BOX。
踏切に入って行ったのですが、なんと踏切のど真ん中でハザード出して止まったんですよ。
目の前で何が起こったのか、全く理解できませんでした。
歩行者も、
え?なにこの車?
といった目で見ています。
だって、踏切の真ん中ですからね。
止まってナニをするんだろうと思ったら、バックしてハンドルを切り、踏切内でT字ターンをして反対方向に去って行きました。
皆、ボーゼンとしています。
道を間違えて転回するなら、踏切の先にいくらでも広い場所があります。
何故、わざわざ踏切の中を転回場所に選んだのか?
頭が悪いだけでは全く説明がつかないと思う、あらてつです。
因みに、年齢は30代前半くらいでした…。
そんな信じられないような話は置いといて。
大間さんから、マヨネーズはリノール酸で、リノール酸の摂り過ぎは身体に悪いのでは?とのコメントをいただき、お答えしたのですが、肝心なことが抜けておりました。
補足を書かせていただきます.
その前に、糖質制限では油をよく使うので、そのお話をもう少し。
前回まで、一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸の説明を簡単にして、
『一価不飽和脂肪酸の代表的なものがオレイン酸、多価不飽和脂肪酸の代表的なものがリノール酸、「リノール酸は悪玉コレステロールのLDLを下げるので体にいいですよ」なんて盛んに言われてますが、おおウソです』
なんて話を書きました。
体の中で作れないので必須脂肪酸と呼ばれる「多価不飽和脂肪酸」
リノール酸以外だと、αーリノレン酸と言うのがありまして、紫蘇油やエゴマ油に含まれています。
上記の様に体の中で作れないため不足しがちなんですが、熱や光に弱く長時間空気に触れてもダメという、とてもデリケートなアブラです。
積極的に摂った方がいいですが、扱いが難しいのがネックになってます。
これら以外には、ごま油も食用油の代表的な存在です。
独特の風味から、江戸前のてんぷらなどで使われていますが、ただ香りが良いだけで使われているのではなくって、ごま油には酸化しにくい特性があり、繰り返し揚げ物をしてもヘタリにくいんですね。
ごまにはセサモリンという物質が含まれていて、ごま油を作るとき、ごまを焙煎して圧搾するのですが、焙煎時に熱を加えられることにより、このセサモリンが、セサモールやセサミノールという、さらに強い抗酸化作用をもつ物質に変わります。
しかも、なんと驚くべきことに、加熱調理中にもセサモリンがセサモールに変わることがあるのです。
なのでごま油は、美味しいだけじゃなく、酸化しにくい油としてもお勧めです。
オリーブオイル、ごま油を選ぶ時の注意点ですが、昔ながらの圧搾されて作られたものを選んでくださいね。
ごま油は以前から圧搾したものが多いですが、安もんのオリーブオイルは、溶剤抽出したものがけっこうあるので注意が必要です。
で、マヨネーズの話に戻ります。
大間さんのご質問、
「マヨネーズはリノール酸で、リノール酸の摂り過ぎは身体に悪いのでは?」
なんですが、10年以上前、私がこのブログを書き出した当時、確かキューピーマヨネーズのサイトには、脂肪酸の組成について、
オレイン酸 53%
リノール酸 27%
α-リノレン酸 7.64%
と、非常に好ましい脂質構成となっているのが書いてあって、それを参照させてもらってました。
ところが、いつの頃からか分かりませんが、脂肪酸の組成がホームページからなくなったんですよ。
なもんで、先日、キューピーさんに問い合わせたところ、
「脂肪酸組成についてはデータを持ち合わせておらずご案内できません。」
との回答が。
キューピーほどの大手メーカーが、自社の看板商品であるマヨネーズの脂肪酸組成を調べてないなんて、あり得ない話です。
この返答で、今まで熱烈なキューピーマヨネーズのファンでしたが、一気に冷めてしまいました。
これからは、マヨネーズは自分で作ろうと思います。