糖質制限を始めたら頭がボーっとして、フラフラになりました。
- 糖質制限
右肩の手術をして、たぶん間もなく4年。
術後2週間続いた「陣痛より痛い」痛みと、2年に渡るリハビリを経て、今では手術前の常に肩が痛くてたまらない状態から、殆ど痛みが出ない状態に改善、手術して良かったなと思います。
実は左の肩も、症状は少し軽いのですが右肩と同じ故障で、治したいのであれば手術が必要と言われてます。
今年に入って痛みが酷く、これはもう手術するしかないんじゃないかと思うのですが、またあの痛みと長期間のリハビリのことを思うと、二の足どころか三の足四の足を踏んでしまう、あらてつです。
取り敢えず、痛み止めの注射を打ってもらいましたが…。
え〜。
先月末から、久しぶりに糖質制限の入門編を書かせて頂きました。
糖質制限に取り組まれた方が、最初に疑問に思われるようなことを書いてみましたが、今回、取り組んでしばらくして出てくることが多い症状(?)に書いて見たいと思います。
糖質制限に取り組んでしばらくすると、
「頭がボーっとして、フラフラで立ちくらみがよく起こって、手に力が入らなくなった」
と仰る方がある一定数おられます。
私の友人知人にも何人か居ました。
これは理由が2つあって、1つはカロリー不足、もう一つは脂肪を燃焼できていないから。
まずは、摂取カロリー不足から説明していきますね。
「ん?肉も脂もしっかり食べてるのに、カロリー不足ってどういうこと???」
と思われました?
え〜、ここで、糖質制限を始めるまで食生活を振り返ってみます。
糖質制限に取り組む前、ほとんどの方がご飯やパンを食べられていたと思いますが、例えばご飯一膳150gで、252kcal、パンでしたら、食パン6枚切りの1枚分、60gで158kcal(糖質26.6g)、150g換算だと395kcalのカロリーがあります。
150gのご飯、小さな茶碗一膳しかありません。
少食の方なら足りるかもですが、私なら全然足りない量ですし、恐らく多くの方が「おかわり」する量ではないでしょうか。
この「おかわり」してしまうってのがミソでして、ご飯やパンや麺類などの、いわゆる「主食」は、簡単に「おかわり」できてしまう、つまりガツガツ食べられてしまいます。
糖質と脂質、1g単位で比べると糖質の方がカロリーは低いですが、やはり量を食べてしまうので、最終的には、食事における糖質の占めるカロリー比が高くなってしまいます。
しかも、「脂肪の方がカロリーが高い、ご飯やパンの方がカロリーが少ないからヘルシー」なんてのが頭に刷り込まれてますので、糖質が占めるカロリーの割合なんて少ないと思いこんで、気にせず食べてきた方が多いのではないでしょうか。
具体的に数字を出しますと、普通にごはんを2杯食べただけで、簡単に500kcalを超えてしまいます。
サーロインステーキ脂身つき150gのカロリー約501kcalですから、ほとんど変わりません。
しかも、このことに加えて、糖質を制限してこなかった食事の場合、これにおかずのカロリー、一般的には、根菜も使うし砂糖も使った糖質の多いおかずのカロリーが加わります。
こう考えると、いかに毎日、無意識に糖質から多くのカロリーを摂取してきたかということが、よくわかるかと思います。
私を含めて、糖質制限を始めるまでは、このような食生活をずっと続けてきたわけですから、いきなり糖質を抜きますと、全体の食事量が少なくなって、カロリー不足に陥ってしまうわけです。
ですから、糖質制限を始めて「頭がボーっとして、フラフラで立ちくらみがよく起こって、手に力が入らなくなった」と仰る方は、食事量をチェックしてみてください。
恐らく、思ってる以上に摂取カロリーが少なくなっているとことが多いので、意識して食事量を増やしてみてください。
<つづく>