糖質制限で一番使われる甘味料、エリスリトールのお話
- 糖質制限
今日、午前中に京都市内の中心部に行く予定がありました。
コインパークに車を止めて目的地まで歩いていると、小学生くらいの子ども達が自転車で走り回っています。
感染防止の為に学校を休みにしたのに、外へ出て遊び廻ってたら意味あらへんやん。
まあ、野外で遊ぶ分には、まだ感染のリスクが低いかなと思いますが、中学生やら高校生がイオンやらでウロウロ、フードコートで食事、カラオケ行ってるのは如何なものか。
余計に感染を拡げてるだけのような気がする、あらてつです。
学校で、感染症と予防についての授業を幼稚園から大学までやらなきゃいけないと思うんですが…。
未だにトイレットペーパーはありませんし、日本も終わりですかね。。。
気を取り直すのも難しいですが、本日の話題に行きますね。
ここ何回かに分けて書かせて頂いている、糖質制限入門。
今日は、糖質制限で一番使われるであろう甘味料、エリスリトールのお話です。
エリスリトールは、糖アルコールと呼ばれる「糖質」の一種で、自然界では、キノコやワインなどに含まれています。
人為的に製造するときは、ブドウ糖を発酵させて作ります。
エリスリトールは、摂取しても90%以上がそのまま排出され、糖分として体内で代謝されないので、血糖値などにも影響を与えない、カロリー0の甘味料として使われます。
厚生労働省の特別用途食品のための難消化性糖類のエネルギー評価法(平成3年衛新第71号)による測定、および平成8年5月施行の「栄養表示基準」によるエネルギー換算係数においても、そのエネルギー値はいずれも0kcal/gと測定されています。
現在、糖質のなかで唯一の、エネルギー“ゼロ”で、血糖値を上昇させない甘味料です。
因みに糖アルコールには、エリスリトールの他に、キシリトールやマルチトール、ソルビトール、ラクチトールなどがあります。
これらの糖アルコールは、一度に多量に摂取すると、お腹がゆるくなることがあります。
ですが、エリスリトールは、90%以上が小腸で吸収されるので、他の天然甘味料に比べお腹が緩くなりにくい特性があります。
また、糖アルコールの中では、緩下作用や腸内でのガスの発生量が少ないと報告されています。
ただ、これは個人差がかなりあって、全然大丈夫な方もいれば、私みたいにとんでもないことになる人もいます(笑)
なので、初めて使われる方は、少量ずつでお試し頂いた方が無難だと思います、はい。
で。
このエリスリトールに関してなんですが、時折こんなご質問を頂きます。
「焼肉のたれなんですが、糖質は100mlあたり3.8gなのか24.8gなのかどちらなのですか?」
先程から書いてますように、エリスリトールは 「糖質」 に分類されます。
なので、その食品に含まれる全ての糖質に、エリスリトールが含まれます。
つまり、食品表示上の「糖質」は、エリスリトールを含んだ全ての糖質を書かなければなりません。
これは、「食品表示法」という法律で決まってます。
ところが、先程も書いたとおり、エリスリトールは血糖値に影響を与えません。
「エリスリトールを含んだ全ての糖質」だと、糖尿病の皆さんが一番重要視される、
「血糖値に影響を与える糖質の量」
が分かりません。
そんな理由があるので、当店では、ホームページと商品に
「エリスリトールを除く糖質」=「血糖値に影響を与える糖質」
を、表記させて頂いてます。
焼き肉のたれだと、こんな感じ。
【栄養成分】
エネルギー51kcal/たんぱく質3.3g/脂質1.6g/炭水化物25.2g/糖質24.8g/食物繊維0.4g/ナトリウム2047mg/食塩相当量5.2g
※100mlあたり
※エリスリトールを除く糖質3.8g
くどいですが、エリスリトールは血糖値に影響を与えない糖質です。
それを、他の血糖値に影響を与える糖質と一緒に書いただけでは、実際にどれだけ血糖値が上がるかが分かりません。
なので、
栄養成分に「糖質」
枠外に「エリスリトールを除く糖質」
を記載しております。
蛇足ですが、
「エリスリトールを除く糖質が枠外に記載されているのは分かりにくい!」
とご意見を頂くことがありますが、これは所轄の保健所の指導でこのような場所の記載となっております。
悪しからずご了承ください。