太る痩せるなんてのは、食事の方法が問題なんじゃなくて、本人の意思と食べる量次第
- 糖質制限
昨日の夕食、ソーセージが4本、チーズが20g、粕汁がお椀に一杯、赤ワイングラス2杯でした。
そんなんで足りるの?
とよく聞かれますが、足りるか足りないかは意識の問題であって、必要以上に食べる必要はないと思います。
痩せたいけど食べるのやめられないでは、一生痩せられないと断言する、あらてつです。
何かを得るには何かを捨てないと手に入る訳がない。
で。
今日の話題は、そんな食事の量について。
「糖質制限は肉・魚ばかり食べますけど、カロリー摂り過ぎになりませんか?」
とのご質問を、よく頂きます。
今回は、初心に戻って、
「糖質制限はカロリーオーバーにならないのか?」
について書いてみますね。
まあ、結論から先に言うと、常識的な範囲で食べる分には、糖質制限でカロリーオーバーになりません。
タンパク質や脂質中心のおかずばかり、しかも、けっこうお腹いっぱい食べても、米やパンといった主食も食べる食事より、ともすればカロリーは低くなります。
え〜って声が聞こえて来そうですが、具体的な数字を上げると分かりやすいです。
例えば、栄養士さんが栄養計算などで使う「日本食品標準成分表」俗に言う「7訂」というのがありまして、ここ
では、茶碗一杯分のご飯を150gとしています。(農林水産省も、茶碗一杯分のご飯を150gとしています。)
カロリーは、252kcal。(因みに糖質は55.2g)
これに比べ、
ヒレステーキ150gのカロリーが約277kcal
サーロインステーキ脂身つきが、150gで約501kcal
となります。
150gのご飯って、女性や小食の方ならいざ知らず、一般的な男性ではかなり少ない量です。
150gのごはんをおかわりしたら、それだけで500kcalを超えますし、家庭で使ってらっしゃるサイズの茶碗でも、普通によそえば300g近くご飯が入ります。
これがパンになるともっとカロリーが高くて、食パン6枚切りの1枚分、60gで158kcal(糖質26.6g)、150g換算だと395kcalになります。
糖質を制限しない食事の場合、これにおかずのカロリーと糖質が加わります。
さらに、おかずとご飯・パンを食べるならまだいいですが、サラリーマンのお昼の定番(?)“ラーメンライス” なんか、中華麺150gで224kcal、それにご飯とスープのカロリー足したら、えらいことになりますよね。
しかも、ラーメン屋のご飯は150gなんて可愛らしい量ではございません。
“ラーメン大盛り”“ごはんおかわり!”なんてすると、それこそ洒落にならないカロリーになります。
これがチャーハンとラーメンならもっとカロリー高いですし、うどんとご飯の“うどん定食”でも同じことです。
しかも、ダブル炭水化物で一気に血糖値を上げますし、余った血糖は、インスリンによって中性脂肪に変えられて、しっかり蓄えられてしまいます。
サーロインステーキ150gに、サラダとその他ちょこっと付けあわせをたしても、いって700~800kcalです。ヒレステーキだと、もっとカロリーは少なくなります。
私の場合は、ステーキなら300gくらいペロッと食べますが、普通の方がこれだけ食べれば、充分お腹が膨れると思います。
でも、ご飯3杯ぶんのカロリーにも満たないですよね。
私、いわゆる「痩せの大食い」で、夜以外はけっこうな量を食べますが、それでも主食を食べていた頃より摂取カロリーは低くなってます。
“ご飯のおかわり”しませんから。
しかも、糖質制限は糖質の摂取が少ないので血糖値が上がりませんし、余剰な血糖が中性脂肪に変わることもありません。
また、糖質を取らないということは、常に脂質をエネルギーとして消費しているので、脂肪分の多い食事でも、先に脂肪から燃焼してくれるので太りません。
なので、糖質制限でカロリー過多になることは、まず無いです。
たーだーし。
冒頭にも書きましたが、あくまでも常識の範囲内でのお話です。
豚バラ肉を1回で500g食べるとか、糖質制限のケーキは、1ホール丸ごと食べる、糖質制限の板チョコを1回で3枚食べるなどは、常識の範囲外なので、ご注意ください。
詰まるところ、カロリーの摂り過ぎなんてのは、食事方法が問題なのではなく、本人の意思と食べる量次第ってことです、ハイ。