「糖尿病が増加した原因は、エアコンの普及」ってホンマか?
- 糖尿病
- 糖質制限
とある競技で世界チャンピオンの方がいらっしゃいまして、偶然にもお世話になっている知人のお友達でした。
よく、
「5人たどればどんな有名人でも会える」
と言いますが、たまたま知り合った方が知人のお友達だったことに驚いている、あらてつです。
因みに、社会心理学者スタンレー・ミルグラムさんのスモールワールド実験が元ネタです。
で。
これは、スモールワールド現象とは違うのですが、
よく、
「糖尿病が増加した原因は、エアコンの普及」
なんて聞きたことありませんか?
もうちょい詳しく書けば、
「冷暖房の普及で体温調節に使うエネルギー量が減り、カロリー消費が減って糖尿病が増えた」
なんだそうです。
いやいや。
「エアコン使って体温調節しなくなったから糖尿病が増えた」
この理屈でいえば、温暖な地域に住んでる人たちは、みんな糖尿病になってないとおかしいですよね。
加えて、カロリーを消費すれば糖尿病にならないのか?
これもおかしい話で、例えば、燃える闘魂アントニオ猪木さん、糖尿病です。
今でこそ車椅子に乗られてますが、現役時代からずっと激しいトレーニングを続けておられました。
体を動かさない方より、数百倍カロリーを消費されています。
ですが糖尿病発症です。
アントニオ猪木さん以外にも、元スポーツ選手で糖尿病になった方、大勢います。
カロリーを消費すれば糖尿病にならないのなら、スポーツ選手が糖尿病になるのは何故でしょう?
冷静に、いや、3秒考えれば
「糖尿病が増加した原因は、エアコンの普及」
など、有り得ないことだと分かります。
<次回、もう少し深く考察していきましょう>