なんでわざわざ高血糖を起こすような食事を糖尿病患者に摂らせるのか?
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先日、夜に車を運転していたときのこと。
離合が困難な、いわゆる生活道路。
前方に停車中の運送会社の車、その後ろに、こちらに向かってくる車両が1台。
こちらに向かって来た車両、運送会社の車の後ろで止まってくれたのですが、この2台がいる位置よりも私側の方が道幅も広く、明らかに離合しやすいです。
そこで、1回パッシングの後、停車してライトをスモールに切り替えました。
だがしかし。
この車、全くこっちに向かって来ようとしません。
え?
何やってんの?
パッシングに気づいてへんの?
もう一回パッシングしてみましたが、微動だにせず。
これはアカンわとこっちから進み、ミラー畳んでなんとか離合しました。
この「お先にどうぞ」の挨拶、日常普通にやってますし、この直後は逆に前方車両からしてもらました。
この動こうとしなかった車のドライバー、そこそこ年配です。
ということは、それなりの期間運転して来てるハズで、何度も同じシチュエーションに遭遇してると思うんですが…。
救急車来たら端に寄って道を空けるとか、運転する上での常識が年々通じなくなって来てます。
免許を取るとき、教習所でこのあたりの常識をちゃんと教えるべきだと思う、あらてつです。
もしかして、このパッシング&スモールライト、京都だけの習慣ですかね???
で。
そんな道路上の話とは全く関係ない今日のブログ。
11月2日放送の、
NHKチョイス@病気になったとき「糖尿病と言われたら(1) 基礎知識編」
で、糖尿病の方向けの食事で、ご飯量が150gある炊き込みご飯を勧めていました。
家に着いてテレビ点けたらやってたんで、詳しく見てなかったのですが、
「炊き込みご飯には、ご飯以外の具材に食物繊維が含まれているので、食べても大丈夫」
みたいなことを、出演してしたドクターと思しき人物が説明していました。
加えて、この方が勧めるメニューの中に柿が入っていて、確か出演者の方が、「果物は大丈夫ですか?」と聞いていたような気がします(違っていたらごめんなさい)
するとそのドクター、
「果物は糖が多いと思われているが、食物繊維が多いから大丈夫」
みたいな返答。
いやいや。
大丈夫やないやろ。
150gのご飯には、50g以上の糖が含まれてます。
いや、正確に言えば、
白飯, 150g(茶碗小1杯), 55.2g (日本食品成分表2019 七訂)
となっています。
はい、ここでお馴染みのこちらの公式。
「1gの糖質が2型糖尿病患者の血糖値を3mg/dl上昇させる。」
白飯150gに55.2gの糖質。
55.2gも糖質食ったら、コントロールの良い方でも、150mg/dl以上血糖値が上がる。
空腹が100mg/dlだとしても、食後血糖値は250mg/dlだ。
柿も、100gあたりの糖質量は14.3g。
これだけで約43mg/dlの血糖上昇。
この炊き込みご飯と柿で、食後血糖は300mg/dl近くに。
何故、合併症になるか?
血糖値が180mg/dlを超えると、血管内皮が障害されるから。
それなのに、なんでわざわざ高血糖を起こすような食事を患者に摂らせるのか?
これが、今の日本の大多数を占める糖尿病治療の現実。
こんなおかしなことが、日本中の病院で行われてます。
出演してこの話をしていたのはドクターだと思いますが、この人は、実際に糖尿病患者に自分が推奨している食事を食べさせて、食後血糖を測ったことがあるんでしょうかね?
あってこんなこと言ってるなら、医師として、いや、人として如何なものかと思います。