最終話・糖尿病治療で殺されないために
- おかしいと思うこと
- 糖質制限
朝の通勤路、いきなり車が増えました。
小学校、中学校の夏休みが終わったみたいです。
前にも書きましたが、子どもが夏休みに入っても、大人は休みじゃないはず。
それなのに、明らかに交通量が変化するのはナゼ?
明確な理由があったら教えて欲しい、あらてつです。
全くもって謎です…。
え〜、Sさんから頂いたコメントから始まった今回のシリーズ、本日で結びの一番でございます。
「カロリー制限したら、数値が良くなった。」
そりゃそうでしょう。
食べる絶対量が減ったんですから。
以前も書きましたが、カロリーを制限すれば絶対的な食事量が減ります。すると、相対的に食事量中の糖分も減りますよね。
具体的な数字をあげますね。
日本糖尿病学会の云うバランスの良い食事では、摂取カロリーの60%が炭水化物(糖質)です。
ということは、仮に摂取カロリーが1,800kcalだとすれば、そのうちの60%、1,080kcalが糖質になります。
これを、3食で割ると360kcal
糖質は1gで4kcalとされているので、360 ÷ 4 = 90
1日1,800kcal の食事だと、1回あたりで90gの糖質を食べることになり、1gの糖質が3mg/dl 血糖値を上げる公式に当てはめると、
90g ✕ 3mg/dl = 270mg/dl
となり、270mg/dl 血糖値が上がることになります。
これが1,200kcal まで減らすとどうなるか?
1,200kcal の 60% は 720kcal
これを3で割って240kcal
240kcalを4で割って60g
60g ✕ 3mg/dl = 180mg/dl
270mg/dl の上昇と比べれば、90mg/dlも下がってます。
仮に空腹時が100mg/dlだとして血糖値が270mg/dl 上がれば370mg/dl、180mg/dlの上昇なら、食後血糖値は280mg/dl
確かに、食後血糖値が 370mg/dl が 280mg/dl になったなら、数値がよくなったと云えばそうかもですが、両方ともお話にならない数値に変わりはありません。
ここまで読まれたらお分かり頂けたかと思いますが、カロリー制限で食後高血糖を防ぐなんて生理学的に言って不可能ですし、ましてやその範囲内でナニ食ってもいいなんてのは、論外です。
という訳でSさん、ここまで長々と書いてしまいましたが、悲しかな、上記のような治療を押し付ける医者と栄養士の方が、日本では大多数な状況です。
分からん人間には何を言っても分からないので、こんな医者に殺されないためには、自分の身は自分で守るしかないのかなと思います。
本当に悲しい現実ですけど…。