糖質制限で便秘になりましたが
- 糖質制限
私がクマのプーさんよりも愛くるしかった幼少の頃、幼児向けTV番組で、「運の悪いヒポポタマス」という歌が流れていました。
その歌詞ですが、
月曜日に生まれ、
火曜日は学校の優等生になり、
水曜日にかわいいお嫁さんをもらったものの、
木曜日に苦しい病気に罹り、
金曜日に重篤化し、
土曜日に死亡、
日曜日には墓に埋められた、
という、不条理の極みのような内容でした。
『運のわるい ヒポポタマス
ついてない ヒポポタマスの一生
これでおしまい これでおしまい るるる~ 』
と歌が終わるのですが、運が悪いとかついてないとか、そんなレベルの話なのか?と幼心に思った、あらてつです。
トラウマになりそうな歌でした…。
で。
そんな不条理な人生(?)とは、それほど関係ない今日の話題。
先日、
「糖質制限したら便秘がひどくなったんですが、どうしたら良いですか?」
とご相談メールを頂きました。
このご質問、最近はめっきり減りましたが、以前はコメントでも結構頂いてましたね〜。
かく言う私も、糖質制限に取り組んだ当初は、見事に便秘になりました。
基本的にお腹弱く、365に中360日は下痢か軟便で、便秘なんてしたことなかったんですが、生まれて始めて便秘を経験しましたね。
便秘に苦しむ世の女性の方々には失礼ですが、初体験の便秘に思わず感動です(笑)
今回は便秘のご相談ですが、以前は
「糖質制限を始めてからずっと下痢が続くんですけど、これって大丈夫なんですか?」
なんて質問も多かったですね。
この糖質制限を始めて便秘になったor下痢になったですが、続けていくうちにだんだんと落ち着いてきます。
それはナゼか?
原因が腸内細菌にあったから。
少し前にも書きましたが、現代の食生活だと、乳離れした瞬間から、いわゆる炭水化物(糖質)にどっぷり浸かってしまいます。
そうすると、離乳食を食べだして糖質制限を始めるまでの何十年、その炭水化物中心の食生活に適した腸内環境が保たれるわけです。
糖質制限を始めると、それまでの炭水化物(糖質)中心の食生活から、タンパク質・脂質中心の食生活に一気に変わります。
ところが、腸内細菌はハイそうですかと急には変わりませんから、便秘になったり下痢したりしてしまいます。
ですが、そのまま糖質制限を続けていくと、徐々に炭水化物(糖質)に適応した腸内細菌から、タンパク質・脂質に適応した腸内細菌に変わっていって、お腹の状態も安定していく、というわけです。
安定するまでの期間は個人差がありますが、過去の事例を見てると、だいたい1ヶ月から3ヶ月もすれば、ほとんどの方が落ち着いてましたね。
<次回、糖質制限における便秘の解消法につづく>