日本で最大の貿易障壁は検疫と税関
- おかしいと思うこと
今日も朝から怒り心頭。
スペインに発注していた商品が日本に届いるのですが、かれこれ1週間足止め食らってます。
で、これまでに何度も何度も何度も何度も書きましたが、日本の検疫と税関。
まあ、これでもかこれでもかこれでもかこれでもかと仕事の邪魔をしてくれます。
前回の輸入時にも聞かれて答えた、とある原材料について。
「野生のモノじゃないという証明書を出せ。」
「オマエはアホか?」
いや、アホや。
どこの世界に、工場で数トンレベルで製造する商品の原材料に、野生に生えてるもん使うヤツがおんねん。
おったら連れてこい
それ以前に、この原材料については、過去の輸入でも何回も答えとる。
オマエらには、申し送りゆう言葉はないんかい。
とは言え、ここでゴネても間に入ってくれてる乙仲さんが困るので、メーカーに証明書を書いて送ってもらい、提出したところ、
「日本語か英語しか受け付けません。」
は?
理由を聞いたら、スペイン語が分かる職員がおらんからとのこと。
税関でござい、検疫でございゆうてお上意識丸出しでイチャモン付けて来るクセに、スペイン語の分かる職員がおらんし日本語で出せ?
税関ゆうたら、海外からの輸入品に関税かける組織やろ。
世界中から届く荷物をチェックする、謂わば窓口みたいなもんですわ。
そやのに、世界で2番めに使われてる言語が分かる職員がおらんて、どういうことやねん。
更に言えば、本国から送って貰った原材料証明書って、製造元が出して来た正式な「証明書」な訳ですわ。
それを1私人が翻訳したら、当たり前の話ですけど証明書じゃなくなります。
そりゃそうですよね。
こっちが訳したもんでええんやったら、それこそ適当なスペイン語の文章をネットからコピペして、日本語で原材料書いて「証明書ですぅ」言うて出したらいい話になります。
その旨、税関の木っ端役人に伝えると、
「翻訳してください。」
…。
ここまで来ると、返す言葉がなくなります。
挙句の果てに、原材料中30%以下の含有率なら、食品検査を受けなくてもいい天然原料が使われている商品に対し、
「検査を受けてください。」
いやいや、厚生労働省のHPに、30%以下なら検査せんでええて思いっきり書いてあるやん。
「義務ではありません。」
だったら受けんでええやんな?受けんかったらどうなんの?
「通関できない可能性があります」
それを義務ゆうんちゃうんかい。
こんなイチャモンの度に書類を作り直して再提出、おまけに検査のために荷物が足止め。
時間と労力の無駄の極みです。
お互い不毛な時間だと思うのですが、この連中にとったら全然不毛じゃないんでしょうね。
ヒマなんでしょうか。
いや、間違いなくヒマですね。
だがしかし、こっちはオマエらの退屈しのぎに付き合ってる程ヒマちゃうちゅーねん。
自分の払っている税金が、こんなバカどもの給料になっていると思うと、情けないとしか言葉が出てきません。
「日本で最大の貿易障壁は検疫と税関」とはよく言ったもんです。
日本の労働生産性が低い理由が、本当によく分かりますね。