短期的に安全でなくて、むしろ危険なロカボを長期続けると、良くなるんでしょうか?
- おかしいと思うこと
- 糖尿病
- 糖質制限
昨晩、仕事終わって帰ろうと外へ出たら、あまりの寒さにまた会社に戻ってしまいました。
何とか駐車場まで歩いて車に乗り込んだのですが、温度計を見て驚きました。
5℃
真冬やん…。
連休中、27℃近くまで気温が上がっていたのに、今度は5℃。
不都合な真実どころの話じゃないぞと真剣に思った、あらてつです。
ちなみに、今は24℃と夏日手前です…。
なんか地球にオソロシイことが起こりそうですが、気を取り直して今日の話題。
dfzさんより、“糖質50%オフって悪魔の商品じゃないのかってなお話。”に
コメントいただきました 。
「完璧に同意しました。
中途半端に制限しても辛いだけ。
結局依存から抜け出せないし、効果も上がらない。
血糖値の安定という最大のメリットを享受出来ないのは、もったいないなと思うのです。」
コメント並びに同意頂きましてありがとうございます。
そうなんですよ、お書き頂いてるように、ロカボ商品って依存から抜けられないのと、効果が上がらないんですよね。
まず、依存から抜けられない件ですが、糖質依存、炭水化物中毒って、ニコチン中毒と似てると言われます。
禁煙と糖質制限が一緒って(笑)
禁煙中、「1本だけ」って吸ってしまうと、1本だけでは我慢出来ないですよね。
糖質も同じような感じで、一度食べてしまうと歯止めが掛からなくなる場合が多々あります。
しかも、糖質が50%しかオフになってないようなものだと、正直なところ普通の商品と変わりませんし、「糖質」を「制限」できてないので、禁煙ならぬ「糖質制限」の前段階にもたどり着けません。
これでは、依存症を乗り越えて糖質制限できるようになるなんて、夢のまた夢です。
次に、ロカボでは効果が上がらない件。
4月13日に
「ロカボで血糖値が上がった実例」
https://www.toushitsuseigen.com/staff-blog/takao_cms/wp-admin/post.php?post=3240&action=edit
として記事にしましたが、ロカボパスタ1人前食べて、71mg/dlも上昇しました。
見事に食後高血糖とグルコーススパイクを起こしてる訳です。
この時は、空腹時が81mg/dlと低かったので、最大152mg/dlで済みましたが、空腹時が100mg/dl超えてると、もう危険ゾーンの180mg/dlに突入してしまいます。
この空腹時血糖値と食後最大血糖値の差をグルコーススパイクと云いまして、この上下の差が大きければ大きいほど、血管を傷つけます。
ここ数年、グルコーススパイクが2型糖尿病になるリスクを高め、動脈硬化の進行を早めることが分かって来ています。
簡単に云えば、体に悪いと(笑)
ロカボでは、食べた30分後から食後高血糖が起こりますし、食後血糖値が起こるということは、グルコーススパイクも起こります。
つまり、ロカボは血糖コントロールとグルコーススパイクの予防には全く無意味ということです。
ロカボを推奨してるドクターやら、緩めの糖質制限を勧めてる日本糖尿病学会、あと糖質制限に反対してる連中って、
「糖質制限は短期的に効果があるが、長期的には安全性に疑問がある」
などと言います。
だからロカボか緩めの糖質制限にしなさいと。
ですが、ロカボは食後血糖値とグルコーススパイクを起こします。
食後血糖値とグルコーススパイクは、血管を傷害します。
全然短期的に安全でない、いや、短期的に危険です。
短期的に安全でなくてむしろ危険なロカボを長期続けると、良くなるんでしょうか?
いや、どう考えたって、食後血糖値とグルコーススパイクを長期にわたって起こしていたら、良くなるハズがないと思うんですけどねぇ。
という訳で。
先日から繰り返しておりますが、ロカボや緩めの糖質制限では何の意味もないどころか、絶対に血糖コントロールとグルコーススパイクの予防はできませんので、くれぐれもお気をつけくださいね。