カロリーゼロって本当にゼロ?
- 糖質制限
テレビを点ければ必ず流れる東京オリンピック・パラリンピック絡みのCM。
前回のリオオリンピックの時もやたらとパラリンピック選手が出演してるCMを流してましたが、オリンピックが終わった途端、ぱったり放送しなくなりました。
パラリンピック、これから始まるんですけど…。
“私たちはパラリンピックを応援してます!”
だったら、なんでパラリンピック終わるまで放送しないんでしょうね。
所詮はイメージアップに利用してるだけやろと思った、あらてつです。
欺瞞以外の何ものでもないですな。
さて。
旧ブログの方に、ひかりんさんから
カロリーゼロって糖質制限でも大丈夫ですか?
糖質ゼロとカロリーゼロってどう違いますか?
とご質問頂きました。
『カロリーゼロ
はじめまして。
新しいブログのコメントがよくわからないので、こちらから質問させて下さい。
カロリーゼロのゼリーや飲み物は、糖質制限でも大丈夫なのでしょうか?
あと、糖質ゼロと糖類ゼロはどう違いますか?
初歩的な質問でごめんなさい。』
ひかりんさん、コメントありがとうございます。
こちらの方こそはじめまして。
私も、未だに新しいブログの機能を理解していませんので、旧ブログへのコメント、全然大丈夫です(笑)
で。
まず、最初のご質問
「カロリーゼロって糖質制限でも大丈夫ですか?」
からいきますね。
結論から言うと、カロリーゼロと書いてありましたら、基本的に糖質制限で食べて&飲んで頂いて大丈夫です。
カロリーがゼロということは、エネルギーにならないということです。
何故エネルギーにならないかと言えば、食べても吸収されないか、吸収されても代謝されずに身体の外に出ていくから。
なので、カロリーゼロと表記があれば、糖質制限でも大丈夫な食材と言うことになります。
ただ、注意点が…。
「カロリーゼロ」の表記は、「栄養表示基準に基づく栄養成分表示」の許容範囲に基いて記載されています。
この「栄養表示基準に基づく栄養成分表示」では、
食品100gあたりの場合 5kcal未満
一般に飲用に供する液状での食品100mlあたり5kcal未満
であれば、カロリーゼロと表示可能となっています。
つまり、ゼロカロリーと書いてある食材に、100g中カロリーが4kcalあったとしても、ゼロと表記できるわけです。
仮に、この4kcalすべてが糖質だとすると、糖質1gで4kcalなので、100gか100ml中に、1gの糖質が含まれることに。
カロリーゼロの飲み物も、ものによっては、500ml飲んで5gの糖質を摂ってしまう可能性もあるわけです。
となると、1gの糖質が3mg/dl血糖値を上昇させるの公式に当てはめると、5g✕3mg/dl で、カロリーゼロだから大丈夫と飲んでしまった場合、知らないうちに 15mg/dl も血糖値が上がっているなんてことが起こり得る話です。
ただ、どのカロリーゼロが本当にカロリーゼロなのかは、正直なところ分かりません。
お役所も、くだらんことで重箱の隅をつつくようなことはしますが、こういう肝心なことは適当です。
このあたり、あまり厳しくするとメーカーの製造が大変ですし、便宜を図ってるのかも知れないですね。
なんと言っても、自分たちの天下り先を確保しなきゃいけませんから。
<つづく>