糖質制限したらフラフラになったと聞きましたが大丈夫ですか?
- 糖質制限
糖質制限に取り組むと、消費量が多くなる食材の一つにバターがあります。
ですが、日本だとスーパーで売ってるのは有塩か無塩くらいで、ちょっと気の利いたとこに発酵バターがある程度です。
それが、ヨーロッパに行くと、いろんな種類のバターが日本よりも遥かに安い価格で売られています。
ここからが問題。
よく
「なんで日本のバターはこんなに高いんだ!」
てな話をすると、じゃあ食べきゃいいとか、酪農家が潰れてもいいのかなんて言い出すアホがいます。
「バターが買いたいのならば、自分も買えるだけのお金を稼ぎましょう。」
なんてネット上に書いてるのも見かけました。
おいおい。
日本のバターが高いのは、農畜産業振興機構という天下り団体が、自分たちの利権のために暴利を貪っているからで、決して酪農家の保護の為ではありません。
具体的に言えば、輸入バターは、この農畜産業振興機構が全て独占して買い上げ、35%もの高額な関税をかけた上、調整金などとヌカして1kgあたり800円近い金額を上乗せして民間業者に販売してます。
関税はまだ理解できんこともないですが、調整金ってなんやねん。
この調整金は、もちろん国庫には入らず、殆どが酪農家の保護にも使われず、農畜産業振興機構の連中の懐に入る仕組みになってます。
それを知って
「酪農家が潰れてもいいのか」
「バターが買いたいのならば、自分も買えるだけのお金を稼ぎましょう。」
と言ってるなら、これ程扱いやすい国民は世界中探してもおらんなと思う、あらてつです。
ある意味、北朝鮮よりも抑圧されてますな。
で。
話は全然変わります。
先日、糖質制限に取組んでフラフラになった方のことが、スッタフの間で話題になりました。
これって、糖質制限に取り組みたての方からよく聞く話です。
長らくこのブログを読んでくださってる方は、すでにご存知かと思いますが、復習がてらこの件について書いてみますね。
上記のように、糖質制限に取り組んで、へろへろのフラフラになってしまう方、結構おられます。
私の知人にも数名いまして、フラフラになるなんて言うもんですから、なんでだろうとよくよく聞いてみると、食事量が全然足りてないんですよ。
よく、糖質制限の説明する時に、
「焼肉定食からご飯を抜いて、おかずを一品足すようなイメージです」
と説明するのですが、一品足さない方が多いです。
足さなかった理由を聞いてみると、
「カロリーが高いので食べたら駄目だと思って…」
「おかず=高カロリー」「ダイエット=カロリーを減らす」といった公式(?)が長年すりこまれて来ているので、おかずを足して食べることを躊躇してしまってたんですね。
まあ、これはこれで分からんでもないです。
糖質制限に出会うまでは、「カロリーは悪」と言われて来たでしょうし、正直なところ、どれくらい食べていいのか分からないと思います。
そこで、簡単な目安をご紹介。
基本的には、お腹いっぱい食べて頂いて大丈夫です。
ご飯やパンなどの、いわゆる炭水化物を抜いてお腹を膨らまそうとすると、結構な量を食べないとお腹いっぱいになりにくいもんですが、逆に言えばそれくらいしっかり食べて頂いた方がいいかもですね。
先程の焼肉定食の話じゃないですが、いつもの食事から主食を抜いて、そこにもう一品か二品、おかずを足すような感じでいいと思います。
時折、小食の方でおかずばっかり一度に多く食べられないと仰る方がおられますが、そのような方は、ナッツやチーズなんかを間食にしてカロリーを足して貰えばいいでしょう。
それこそ、ゆで玉子にキューピーマヨネーズをかけて食べて頂いてもOKです。
このお腹いっぱい食べられるってところが、糖質制限のミソでして、カロリー制限ではこうはいきません。
なので、糖質制限でフラフラになったと仰る方は、しっかりガッツリ食べて、エネルギー不足にならないようにしてみてください。
ただ。
ここで一つ注意が。
食べていいと言えば、際限なく食べる方が本当にいます。
バケツ一杯野菜食べる方とか、ナッツの500g缶を一回で全部食べる方とか、豚バラ肉を500g丸ごと食べちゃう方とか。
フツーに考えて、食べる必要のない量です。
しっかりガッツリと言っても、くれぐれも常識の範囲でお願い致します。