糖質制限と満腹感
- 糖質制限
先日、ネットにこんな記事が出てました。
「日本では消費税といった瞬間に、弱い者いじめだとかいう変な話になってしまう。
消費税が弱い者いじめやという話も嘘であることはわりと簡単にわかる。先進地域は、世界で3つある。アメリカ、ヨーロッパ、日本です。この3つの中で、どこが一番弱者に優しくてバリアフリーですかと聞いたら、ほとんどの人がヨーロッパに手を挙げる。
ヨーロッパの社会はぜんぶ消費税で組み立てられているので、弱者に厳しいという話が嘘やということがすぐにわかりますよね。」
この人は、直間比率って言葉を知らないんだろうか?
しかも、ヨーロッパじゃ食品や生活必需品は、日本で言う消費税の税率が、かなり低いか無税です。
さらに言えば、税金取った分、福祉は充実してますし、税金の使い道についての情報公開が進んでます。
日本みたいな「やらずぼったくり」とは大違いです。
弱者に厳しいという話が嘘やということがウソやろと思う、あらてつです。
ヨーロッパじゃねぇ、消費税は20%超えてるんですよーなんて言ってる連中と同じ論調ですな。
まあ、取り敢えずこの話は置いといて。
前回ご紹介した、糖質制限で3kg痩せたと仰る女性とのお話の続きです。
糖質制限に取り組んで痩せたはいいものの、一度甘いものを口にしたら止まらなくなったとのこと。
ありますあります。
それって、炭水化物中毒ですよ。
え?炭水化物って中毒になるんですか?
なりますなります。
現に、食べだしたら止まらなくなったじゃないですか(笑)
私はこれを、炭水化物の禁断症状、「カブ中」と名付けました。
あ、ここから先は、糖質=いわゆる世間一般で言う炭水化物、と考えてください。
では、順番に解説をば。
糖質制限は、その名の通り糖質を制限します。
簡単に言いいますと、前回も書きましたが、糖質=炭水化物が多い主食を食べずに、おかずばっかり食べることになります。
そのおかずも、基本的には、糖質を極力控えたおかずになります。
おかずばっかり、しかも糖質がすくないものを食べますから、当たり前ですが血糖値は上がりませんし、食後高血糖も起こりません。
血糖値が上がらないということは、インスリンの分泌が抑えられるということで、糖尿病の方は膵臓への負担を減らせますし、肥満ホルモンであるインスリンが出ないということは、ダイエットにもいいということになります。
ここらへんが糖質制限のねらい目で、糖尿病の方や体重を減らさなきゃいけない方にとって、1番いいとこなんですが、逆に言えば、血糖値が上がらないので、米やらパンやらを食べたときの様な満腹感がないんです。
もうちょっと分かりやすく言いますと、糖質を食べると急激に血糖値が上がって、いわゆる、「お腹いっぱいや~」という満腹感を感じます。ところが、タンパク質や脂質は、血糖値を上昇させないので、この “満腹感”を感じないんですね。
<つづきますか>