トーストとジャムの食事で欧米化して脂肪の摂取が増えたんですのよ。
- 糖尿病
景気の回復が過去最高で、戦後で一番長くなる可能性が高いと報道されてます。
2012年12月から6年2ヶ月も 景気が良い そうです。
なんでも、この景気回復をけん引しているのは、収益が過去最高水準にある企業業績とのこと。
なのに経団連の中西会長、基本給を上げるベアではなく、ボーナスなどを含めた年収ベースでの賃上げを検討するように会員企業に呼びかけました。
どういうことか?
基本給上げると削るのが難しいから。
企業業績が過去最高なのに、労働者に還元する気はカケラもない。
企業という得体の知れんもんだけが肥大化して、その恩恵を受けるのは一部だけ。
これで景気回復とは片腹痛いと思う、あらてつです。
10月には消費税も上がるし、もう終わりですねこの国…。
久しぶりにブログ書いたら暗い話になりましたが、気を取り直して今日の話題。
先週、散髪屋にあった雑誌に糖尿病を含めた成人病の特集が組まれてまして、
未だに、こんなん言うとるんかいってな論調でお医者さんが
「食事が欧米化して脂質とタンパク質が増えて摂取カロリーが増えたから成人病こんなに増えた」
なんて書いてありました。
出ました。
必殺
「欧米化」
科学的考察も統計的な数字も全て不要。
この一言ですべてが片付いてしまう魔法の呪文。
世の中の摩訶不思議な事象を、全て宇宙人の所為にしちゃうオカルト研究家と同レベル(笑)
おおよそ、過科学者たるお医者様の口から出る言葉とは思えませんが、「日本人は農耕民族」と同じくらい恥ずかしげもなく口にしてくれます。
おいおい、ちょっと考えてみましょう。
戦前から戦後、高度成長期までの日本の食事って、動物性のタンパク質も脂質も、欧米に比べるとっ極端に少なかったのではないですか?
その極端に少なかった状況と現在を比べて、「脂肪の摂取が増えた」っていうのは、そら確かに増えてはいるけど、あまりに乱暴な比較。
確かに、戦前戦後に比べれば、高度経済成長期以降の食事って西洋化されて、それまでの食事より肉や脂肪の摂取率は増えたでしょうが、それ以上に増えているのが、糖質の摂取ではないかと私は思うんですよね。
で、これも何度も何度もひつこいくらい書いてますし、先日も書きましたが、さらに書きます。
「脂肪の摂取が増えた」と仰る方々、自分たちが普段食べてる食事の内容を、よ~く思い起こしてみて頂きたい。
なんやったら、1日食べたものを紙に書き出してもらったら、決定的な事実に気が付くと思います。
そう。
一日の食事のほとんどが、糖質、世間一般で言う“炭水化物”になっちゃってるでしょう。
ちなみに、とある番組の健康コーナーで紹介されていた、30代と思しき女性の1日の食事内容
朝食ートーストにジャム
昼食ーパスタ
夕食ーご飯、味噌汁、おかずは野菜がメイン
この食事のドコに脂肪が?
ほとんど “炭水化物” やん。
というか、“炭水化物” のみと言っても言い過ぎじゃないです。
私は、これが特殊な例だとは思いません。
私より少し上の世代から子どもに至るまで、現代人の食生活って皆んなこんな感じではないですか?
当店のスタッフを見ていても思いますが、今の20代から下の世代ってもっと酷いです。
厚生労働省「国民栄養の現状」なんて調査がありますが、「これってホンマにちゃんと調べてるけ???」って思いますもんね。
それくらい、周りを見渡しても糖質漬けになっているのに、相変わらず「脂肪の摂取が増えた」
本当にそうなのか、厚生労働省には、現実に即してちゃんと調査してもらいたいと切に願います。
いや、厚生労働省にちゃんとした調査を求める方が無理ですね。
過去、汚職事件が繰り返し立件されて来たにも関わらず、相変わらずの不正っぷりを発揮してますから。
本当に日本終わった…。