糖質制限に取り組んだ際、どの位の時間が経てば次の糖質を摂取しても大丈夫なのか?
- 糖質制限
数年前に電気シェーバーをもらってから、ずっとそれを使っていたのですが、去年の10月くらいに、洗面台の下にウェットシェービング用の替刃とシェービングフォームが残っていたのを見つけ、久しぶり使ってみました。
正直なところ、電気シェーバーなんて比べ物にならないくらいよく剃れます。
で、そこからまたウェットシェービングに切り替えたのですが、残っていた替刃を使い果たしてしまったんですね。
そこで、ドラッグストアの15%オフ券をもらったので、替刃を買いにいったのです、が。
「高っ!」
え?
5個入って3,000円てナニ???
8個入りなんか4,000円超えてるやん。
いつの間にこんな値上がりしたん?????
2枚刃ですら5個入りで2,000円以上?
どないなってんの??????
私の記憶にある価格とのあまりの乖離に、替刃を買わずにシャンプー買って帰って来ました。
デフレって絶対ウソやと確信した、あらてつです。
浦島太郎になった気分でした…。
女性には分かりにくい話はこれくらいにして、本日の話題。
azuminoさんから、糖質制限に取り組んだ際、どの位の時間が経てば次の糖質を摂取しても大丈夫なのか、ご質問頂きました。
『はじめまして。
ダイエット目的で糖質制限を始めました。
3食主食を摂らないスーパー糖質制限に取り組んでいます。
質問があるのですが、1回で20g以下の糖質を摂取した後、どの位の時間が経てば次の20gを摂取してOKなのでしょうか?
また、糖質が少なければ、食事と食事の間に間食してもかまわないのでしょうか?
初歩的な質問ですみませんが、教えて頂ければ嬉しいです。』
azuminoさん、コメントありがとうございます。
お答えする前に1つ気になった点が…。
間食の事を書かれていますが、糖質制限での食事の間隔というよりも、もしかしたら、糖質が少なければ食べる回数を増やしても大丈夫と考えてられるのかなと。
なので、先に糖質制限に取り組む大前提のお話を。
ここを押さえておかないと、答えに辿り着きませんので(笑)
まず、そもそも「なんで糖質制限なのか?」なんですが、食後高血糖の抑制はもちろんのこと、
「血漿インスリン値の定期的な上昇が、糖尿病、冠状動脈疾患、がん、老化等、多くの点で健康に有害であることが強く指摘されている。」
「精製炭水化物摂取によるグルコースミニスパイクとインスリンの頻回・過剰分泌が生活習慣病の元凶である。」
この二点を防ぎ生活習慣病などを予防するのも重要な目的の一つです。
ちょっとムズカシイので、詳しく説明します。
まず、糖質を摂取するとインスリンが分泌されます。
日常的に「朝昼晩と三時のおやつ&清涼飲料水」なんて食生活してますと、その度にインスリンが出て、「血漿インスリン値の定期的な上昇」が起こります。
で、特に現代人が日常的に口にしている、精製された炭水化物は、吸収が早く一気に血糖値を急上昇させます。
その結果、インスリンが大量に分泌されて、これまた一気に血糖値が下がります。
この空腹時血糖値と食後最大血糖値の差をグルコーススパイクと云いまして、この上下の差が大きければ大きいほど、血管を傷つけます。
糖質制限では、摂取する糖質量を減らしてインスリンの分泌を抑え、血糖値の上下動を少なくし、グルコーススパイクを防ぎます。
あと、ダイエット目的の方に取って、糖質を制限することによって、肥満ホルモンであるインスリンの分泌を抑えるのも重要な点です。
以上が、簡単ですが糖質制限に取り組む目的となります。
なので、ご質問の
「1回で20g以下の糖質を摂取した後、どの位の時間が経てば次の20gを摂取してOKなのでしょうか?」
ですが、上記の大前提に添って言えば、時間が経ったからといってOKじゃないですよ、というお答えになってしまいます。
まあ。
それでは身も蓋もありませんし、おやつだって食べたい時もあります。
人間だもの(笑)
なので、ここは時間で区切るのではなく、極力糖質を減らしたおやつにしてくださいね〜となります。
余計分かりにくいかもなので具体的に言いますと、例えば昼食を食べ後、食べた分のエネルギーを消費するほど活動していなければ、おやつはやめておいた方がいいですし、しっかり消費できていれば、食べてもいいと思います。
早い話、たとえ一回の糖質摂取量を20gに抑えたとしても、これが5回も6回も続けば、それなりのグルコーススパイクが起こるのでよろしくないですよと。
というわけで、azuminoさん、食事や間食の間隔を考えるときは、時間ではなくて活動量と摂取する糖質の量の方を考えてみてください。
その方が、糖質制限の本来の目的にかなっておりますので。